スマートフォンがかなり普及してきて身内はもちろんのこと、社内でも半数以上が乗り換えているように見えてきました。それに伴い社内で急増しているのがスマートフォンを使ったゲームをプレイしている人たちです。以前は携帯電話でゲームといえばモバゲーかグリーだったので少数派でしたが今ではゲームアプリが相当数増えてきています。
そしてこの手のゲームといえば招待特典。というわけで自分もいくつかのゲームに招待されたので、せっかくだから色々とプレイしてみました。ので、ここ最近でプレイしたソーシャルゲームの感想を書いてみたいと思います。
「パズル&ドラゴンズ」
ガンホー制作。1000万ダウンロードを突破し現在ソーシャルゲームの頂点に君臨しているゲームです。パズルとRPGを合わせたアイデアと端末との相性は抜群、しかも連鎖ができるようになると面白くなってくるというところや、ダンジョン途中で負けるとその分の取得物がパーになってしまう緊張感と、ゲームとしても面白く課金しなくても普通に遊べるシステム、絶妙な難易度のダンジョン、ラグナロクオンラインで培ったと思われるカッコイイドラゴンから可愛い系のキャラクターまで揃えている辺りは見事。他のソーシャルゲームとは頭一つどころか三つぐらい抜きんでていると感じます。
欠点かどうかは決めがたいですが、フレンドとの交流というのは皆無に近いので一人用ゲームをプレイしている感覚です。
「拡散性ミリオンアーサー」
スクウェア・エニックス制作。スマートフォン専用なだけに、今までのソーシャルゲームの常識を変えるインターフェースとアニメーションに加えフルボイスで、音楽や世界観、設定も良く、有名絵師を数々そろえているのが特徴。イラストのレベルも高くエロいと思います。
しかし最大の問題はゲームとしての部分で、イベント期間以外全く役に立たない特攻カード、毎回全く同じ内容のイベントの繰り返し、バグ発覚してもランキングイベントを強行、強いカードのスキル発動率をさりげなく下方修正など数々の悪行を繰り返し度々祭りになっていました。決定的になったのは半年以上引っ張ってついにテコ入れで実装された「騎士団」で、フレンドとの交流さえ無視したつまらない要素で絶望中です。悪い意味で今のスクエニらしいです。
「アイドルマスター シンデレラガールズ」
バンダイナムコゲームス制作。モバゲーのソーシャルゲームなのでゲームとしては典型的なカードゲームで、あまり面白くはないです。しかし圧倒的なのはカードの人気で、100人以上のアイドルがいますがそれぞれ非常に個性的で何人かはCDデビューするほどです。アイドルの中には外国人もいますが韓国は出してないあたり細心の注意を払っていると思われます。アイドルプロデュースイベントでは、あまり気にしてなかったアイドルにも愛着がわいてしまうから困る。自分は北条花蓮推し。
「不良道(ギャングロード)」
アプリボット制作。つい最近スマートフォン専用に切り替えた模様です。こちらもよくあるカードゲームといったところですが不良同士の抗争がメインのため男性カードがかなり多く、絵柄も渋いのから可愛い系まで幅広く、中にはエロいカードもあります。
ゲームとしてはそこそこといったところですが最大の問題はインターフェースで、サーバが弱いせいか毎回読み込みが遅くしょっちゅう読み込みエラーが起きアプリが強制終了します。しかも読み込みエラーが起きると問答無用でトップページに戻される糞仕様、そして戻るボタンもありません。しかし毎回新しいガチャは欠かさず投入してくるので金を搾取するのには余念が無いようです。あとプレイヤーにDQN率が高いような気がしました。
「レジェンドオブモンスターズ」
アプリボット制作。上の不良道と会社が同じなせいか、キャラクターと世界観がファンタジーになっただけで中身はほとんど一緒です。でも別ゲーらしい。
「双刻のレガリア」
HANGAME制作。最近新しくリリースされたスマートフォン専用ゲームです。スゴロクとRPGを合わせたゲームでそこそこ面白く、対人要素もあり運営も誠実なため印象は良いです。しかしカードの絵柄がまったくエロくないうえにメインキャラもかなりショボいです。
…こうして見ていると、別に課金しなくてもプレイできるパズドラがセールス1位で、他のゲームはいくら新規カードを大量追加してもセールストップになれないというのも奇妙な話かもしれません。通称焼き畑営業と言われ1年続くゲームすらほとんどないこの業界、果たしてどのような末路を迎えるのか気になるところではあります。