今回も次々と最終回が放映されはじめてきました。視聴はしていますがテキストの編集が間に合っていないと思いつつ今回も可能な限り書いていきます。今回は「ダンボール戦機W」の最終回を視聴したのでそちらの感想を書いてみたいと思います。
「ダンボール戦機W」…レベルファイブのPSP用ゲームソフト「ダンボール戦機」のアニメ化作品で、アニメ制作はOLM TEAM INOUEです。現在も人気の高いアニメ作品の新シリーズだった今作、1話からさっそく現れた新LBXアキレスディードの登場、そしてアミとカズが連れ去られるなど新展開の目白押しでした。
この作品、子供向けホビーロボットのアニメなので内容や展開も子供だましかと思いきや、中身は非常に王道で面白いです。1期では無かった新要素も盛りだくさんでしたが、中でもΣオービスの合体とオーディンmk2の変形が特に印象的でした。
内容も王道でコンピュータ対人間というありがちな話でありながら、謎の組織ディテクターの意外な正体、舞台を宇宙にまで広げてのバトルなど意表を突く展開も多く飽きさせないところも見事。ゲーム版を忠実に再現していたようでバトルシーンなどの導入もゲームみたいだったので、ゲーム版をプレイしていた人ならさらに楽しめたんじゃないでしょうか。
そしてこの手のバトルものといえば避けられないのがパワーバランスによるインフレですが、この作品においても例外ではなく、巨大LBXキラードロイドの登場から要塞ミゼルトラウザーに艦隊も沈める最強のLBXオーレギオンなど、終盤のバランスの崩れっぷりは相当でした。しかしなんだかんだで最後もまとめていたし、次回作は世界観を一新するようなのでとりあえずバンを主人公としたダンボール戦機はこれで終わりのようです。1期から合わせて100話以上続いただけに感慨深いものもありました。
作画は男性キャラは普通でしたが女性キャラはかなり魅力的で、中でもアミは1期の5割増しで魅力とおっぱいが増されていました。新ヒロインのランも花澤香菜だったので非常に良かったです。LBXの戦闘シーンは非常に良く、今時らしくCGでしたが、CG特有の軽さを動きの多さでカバーしていたので下手なロボットアニメより迫力十分です。必殺ファンクションの演出も厨心をくすぐる演出でした。主題歌も1期から引き続きでそこそこ良かったです。そして作中のBGMもゲーム版から引用したのか盛り上げ方が非常に良くタイミングもばっちりでした。
総評
全体的な感想としては、子供向けアニメですが王道をキッチリ押さえていて非常に面白く、これは子供に人気が出るのも納得です。大人が見ても十分楽しめる作品だったと思います。正直下手なロボットアニメよりよほど面白いので個人的にもオススメしたい作品でした。
全体的な個人的評価としては、1話の時点ではロボットものとして面白そうだったので視聴継続のBランクでしたが、終わってみればかなり動いていたしゲームに忠実に進めていたようで盛り上げ方もうまかったので評価を上げて永久保存版のAランクです。
4月から早速新シリーズが始まるようですがキャラ一新でどうなるのか気になるところでした。