特撮ものの中でも根強い人気を持つ仮面ライダーシリーズは毎回良い意味で今までの常識を覆すような斬新なアイデアの数々で新作の度に面白いのはさすがです。
そんな中現在も絶賛放送中の「仮面ライダーフォーゼ」、最初はライダーのあまりにも奇抜なデザインや、40個もあるアストロスイッチのおもちゃ戦略が見え見えだったりして、これはさすがにウケないだろ…と思っていましたが、いざ放映されるとこれがまた面白い!
主人公の如月弦太朗のバカだけど一直線なところや、クセが強すぎる仮面ライダー部のメンバー達、そしてシリーズ初の学園ものながらまったく違和感が無く小難しい伏線などがあまりないのも分かりやすく面白いです。
流星の加入により賢吾と弦太朗がケンカしながらも再び仲直りした話も良かったですが、26話の卒業式のあとのプロムで挿入歌「咲いて」が流れながら、プロムを無事成功させるために影で戦う仮面ライダー部達とそこに駆けつける隼と美羽、そして弦太朗にスーツを着せ去る隼の後ろ姿や、初めて会ったときのシーンダイジェストなど見所も満載で素晴らしかったです。
1話で初登場したときは、こんなキャラ達とどうやって仲間になるのか想像できんと思いましたが、ここまでうまくまとめるとは見事。1年放送なのでキャラに感情移入しやすいのも大きいですね。しかし今回の仮面ライダー、捨て回みたいなつまらない話ほとんど無くない?