2011年夏終了アニメ「戦国乙女~桃色パラドックス~」最終話の感想文

2011-07-03 20:56:56 | 2011年春アニメ関連

新番組アニメも始まってきて実況をチェックするのでもいっぱいいっぱいです。今回は「戦国乙女~桃色パラドックス~」の最終話を視聴したのでそちらの感想を書いてみたいと思います。

Sengokuotome5 Sengokuotome6 「戦国乙女~桃色パラドックス~」…パチンコメーカー平和のパチンコ機「CR戦国乙女」を原作としたアニメ化作品で、アニメ制作はトムス・エンタテインメントです。パチンコ関係のオリジナルアニメ作品がキー局で放映という非常に珍しかったこの作品、1話はすごい超展開で戦国時代にタイムスリップしてノブナガ達と出会い真紅の甲冑探しを始めるところでしたが、強引な展開に加え盛り上がりに欠けていたためつまらなかったです。

とはいえ1話で視聴を打ち切ると後々後悔することが多々あるため、2話以降も視聴していましたが…2話でシロが「この世界に男などいない!」と開き直ってから、ちょっと面白くなっていき、3話の「天空乙女」で今川ヨシモト達とレクリエイション勝負をしてから完全に方向性が見えてきて面白くなりました。

Sengokuotome7 Sengokuotome8 4話から武田シンゲンと上杉ケンシンが登場してきましたが、これまた非常に個性的でその回も見事な締め方で失速することなく毎週安定していました。実在の歴史とは大幅に改変しつつも独自の面白さを演出している様は「恋姫†無双」を思い出しました。あのシリーズが好きならばすごい楽しめると思います。

Sengokuotome9 Sengokuotome10 中盤になり1話の謎だった人物の正体も判明しシリアス展開になるかと思いきや、そのまま独自路線を走り続け裏で暗躍する伊達先生や徳川イエヤスの動きも気になりつつ、後半では西国にも出陣しさらに新キャラを登場させつつも個性派揃いでした。

そして明智ミツヒデがヒデヨシへの嫉妬から次第にヤンデレ化していき、本能寺でついに謀反かと思われましたが無茶苦茶ながらフラグを叩き折ったノブナガは脳筋キャラながら面白かったです。

Sengokuotome11 Sengokuotome12 最後には真紅の甲冑を横取りしたイエヤスが魔術?らしきものを使いラスボスと化していましたが、そこで西国含め全キャラ集合というお約束ながら熱い展開になりつつ、最後はあっさりながら2期へも期待できそうな終わらせ方だったため全体的にかなり良い出来でした。

作画は非常に安定していて良かったです。パチンコの原画とは別物でしたが、アニメの方がいいという意見が多く自分もアニメ版はかなり良かったと思います。主題歌だった天下取り隊の歌は最初聴いたときはひどいと思いましたが聴いているうちに段々クセになってきて気がついたら楽曲を買っていました。

総評

Sengokuotome13 全体的な感想としては、1話では散々叩きましたが…手のひら返させていただきます!かなり面白かったです。ひどいと思ったのは1話だけで2話でシロが出てきてから右肩上がりで面白くなり最後はあっさりしていましたが2期も十分やれそうな終わり方で1クールアニメながら非常に楽しめました。

全体的な個人的評価としては、1話の時点ではどこをほめたらいいのか分からないレベルだったので視聴打ち切りのCランクでしたが、オリジナルアニメならではの予測不可能な展開に加えキャラクターも魅力的で面白く愛すべきバカアニメだったので永久保存版のAランクです。

1話だけがもったいなさすぎたアニメでした。パチ関係は資金力が豊富なイメージがあるので2期も十分ありえると思いますので是非とも2期をやっていただきたいところです。