一昔前はあんなにロボットもののアニメが多かったのに気がつけば2010年秋アニメでロボットアニメは2つのみ…という中、今回はタクト様ともう一つのロボットアニメでローカル局で放送された新番組「スーパーロボット大戦OG -ジ・インスペクター-」の第1話を視聴してみたのでそちらの感想を書いてみたいと思います。
「スーパーロボット大戦OG -ジ・インスペクター-」…バンプレスト制作のシミュレーションRPG「スーパーロボット大戦 ORIGINAL GENERATION」のアニメ化第2期作品で、アニメ制作は旭プロダクションです。第1期が放映されたのは4年前の2006年…しかも当時はテレビ東京で放映されていたのが今回はローカル局のみに変更と、かなりひっそりと始まった今作ですが、一応自分は1期を全部視聴していたので今回はどうなるのかと思いながら第1話を視聴してみました。
冒頭でいきなり始まったベオウルフとアクセルのバトルは原作を知っていれば懐かしさを覚えるところですが、なぜかR-1がベオウルフにやられるシーンは原作にあった記憶が無かったので少々困惑しました。しかしあれを見る限り思いっきりキョウスケは悪人にしか見えません。
その後は原作のOG2と同じでATXチームがDC残党と戦っていましたが、何事も無く普通に登場していたのでこれは原作か第1期を視聴していないと全く訳が分からなかったと思います。
声優は原作と一緒で懐かしい面々でしたが、やはりエクセレン役の水谷優子の合わなさは健在でした。やっぱり水谷優子のギャル役が許されるのは「爆裂ハンター」までだよね!
そしてリーやアーチボルトなどゲームで何度も戦った相手が出てくる度に「あ~こんなキャラいたな…」と懐かしさを覚えることが多々ありました。しかし終盤にスレードゲルミルが出てくるとは予想外で、原作でも中盤くらいにならないと出てこないのにここで出すとは少々面食らいました。そういう意味でも原作を知らないと全く展開についていけなかったんではないでしょうか。ラストでやっとアンジュルグが出てきましたが原作と違いラミア視点ではないためいきなり空から光と共に登場というなんとも厨ぽい登場の仕方でした。
作画はロボットは手書きだったしそこそこ動いていたので良かったと思います。キャラクターは少々…というか結構エロさが強調されていましたが濃いデザインなので萌えとかそういう感情は全く起きませんでした。ただエクセレンだけでなくロボットのアンジュルグの乳首までリアルに描いたのはどうかと思ってしまいます。
オープニングはJam Projectなので熱く良い感じでした。やはりスーパーロボット大戦に限らずバトルもののオープニングでJam Projectがくると熱いですね。対するエンディングは一転して女性キャラ総登場の水着シーンオンリーとなっておりサービスシーン満載でした。
総評
1話の全体的な感想としては、つまらなくは無かったですがものすごい今さら感は隠せなかったです。せめて2007年にPS2で発売されたゲーム版が出た頃にアニメ化されていれば…と思わずにはいられませんでした。あと敷居が高すぎるのも問題で、原作を知らなければ訳が分からない展開だったと思います。
個人的評価としては、作画はロボットものにしては頑張っていた方だと思いますが普通レベルで、一応ゲームボーイアドバンスの原作はクリア済みだし、どんなアニメでもロボットものは全て視聴するのがジャスティスなので視聴継続のBランクです。