2010年春アニメ第1話の感想文その5

2010-04-11 19:26:28 | 2010年春アニメ関連

 春アニメ、今期は日曜朝の番組も次々と入れ替わっています。今回は「トランスフォーマーアニメイテッド」「ジュエルペット てぃんくる☆」の第1話を視聴したのでそちらの感想を書いてみたいと思います。

Tranceform Tranceform1 「トランスフォーマーアニメイテッド」…アメリカで放映されたカートゥーンテレビアニメ「トランスフォーマーシリーズ」の日本版で、アニメ制作はスタジオ4℃とムークDLEとアンサースタジオと亜細亜堂です。

トランスフォーマーといえば昔コンボイ司令官が主人公の作品がテレビでやっていた記憶がかすかに残ってたりしているのであの頃のトランスフォーマーが再び始まるのかと思い少々胸が熱くなりながらも第1話を視聴しましたが、これはこれは…誰?といったところでした。

オープニングがJam Projectでなかなか熱かったんですが、アニメ本編は見事なまでの額縁放送に加え非常にアメリカテイストで、さらに演出も異様に古く、まるで80年代のアニメの再放送を見ているかのようでした。さらに過去の戦争の説明とかも何も無いまま一方的に話が進んでいたため全く内容が分からず面白い以前の問題でした。

オペレータの女性声が異様にセクシーだったり、ロボットの声に若本規夫がいたり、ナレーションで銀河万丈が出演していたりしたので実況向きな作品だとは思いますが毎週見るのは相当な苦行だと思います。これはトランスフォーマーファンなら楽しめる…のでしょうか。

そして極めつけは最後で、見事なまでの寒い実写コーナーで締めていました。正直昔のトランスフォーマーを見ていた人が視聴してもキャラクターが違いすぎるため楽しめないと思います。どうやら実写版トランスフォーマー寄りに作られたようなのでこれはもう見ないでもいいかな…と思いました。

Jewelpet Jewelpet1 「ジュエルペット てぃんくる☆」…サンリオとセガトイズが共同開発して制作したキャラクター動物、「ジュエルペット」を原作にしたアニメ化新シリーズ作品で、アニメ制作はスタジオコメットです。

 前回のシリーズで登場したジュエルペットはそのままに、キャラクターは一新したようで結構斬新でした。ただキャラクターが…ずいぶん変わったなぁ…という印象が強かったです。前シリーズは少々頭身が長めでしたが、今回はかなり幼女で可愛い系になり大きなお友達向けになっていました。

1話では主人公の姉が雑誌にも出てて役者もしている有名人…てそれなんてエリカ?とか思うところも少々ありましたが、まず最初にびっくりしたのはルビーが魔法使って爆発が起きなかったことでしょうか。前作では魔法を使うと失敗して地面に穴開けたりブロック塀破壊したりしたのでこれはちょっと意外。性格もちょっと違うしそういう意味ではなんか猫かぶってるような印象を受けました。

Jewelpet2 全体的な感想としては、ジュエルペットの見た目と声が一緒なだけであとはほとんど前シリーズと比べて別物なので新作として見た方がいいかもしれません。どうやら今回は変身魔法少女ものでいくようですが、戦闘シーンは皆無なのでそういうのを期待してはいけないと思います。個人的には登場人物が可愛いのでキャラクター目当てでなら視聴できそうですが、毎週は見なくてもいいかな…といった感じの子供向け作品でした。あとヒロインが棒じゃなかったです。


2010年春アニメ第1話の感想文その4

2010-04-09 23:24:47 | 2010年春アニメ関連

 今週は家より会社にいる時間の方が長く、土曜日は休日出勤なのにも関わらず…まずはアニメ見る。今回は「会長はメイド様!」の第1話を視聴したのでそちらの感想を書いてみたいと思います。

Kaityouhameidosama Kaityouhameidosama1 「会長はメイド様!」…月刊LaLaで連載されている、藤原ヒロの漫画「会長はメイド様!」のアニメ化作品で、アニメ制作はJ.C.STAFFです。「続・夏目友人帳」以来久々となる月刊LaLa作品のアニメ化でした。

元男子校から共学になったばかりで女子生徒が少ない高校で、唯一の女性生徒会長になった主人公鮎沢美咲。完璧に見える彼女だが実はメイド喫茶でアルバイトをしていた…というのがあらすじのこの作品、いざ視聴してみるとこれはこれは、予想以上に面白かったです。優等生に見えるヒロインが裏では人に言えないことをしている…という設定は「彼氏彼女の事情」を思い出させました。

Kaityouhameidosama2 まずノリが少女漫画らしいノリながらテンポが良く、そして表情が良く変わって可愛らしく良い感じでした。主人公は表向きは横暴ですが実際は世話焼きで努力家なので視聴していて小気味よかったです。男キャラも不良達はアレでしたがメインキャラはなかなか個性的で良かったと思いました。

Kaityouhameidosama3 そしてメイド服は可愛らしくありながらもエロイ!ので素晴らしかったです。作画もJ.C.STAFF制作なので非常に安定していました。あえて気になったところといえば背景が過去のJ.C.STAFF作品と雰囲気が全く一緒で淡泊だったのでそこが少々気になったくらいでしょうか。それ以外ではキャラクターの表情も豊かで良く動いていたし良かったです。そしてエンディングの碓氷拓海づくしは女性ファン向けの演出だったんでしょうか。

Kaityouhameidosama4 全体的な感想としては、少女漫画原作ですが男性が見ても普通に楽しめそうで面白く良くできていた作品だったと思います。話のテンポも良く、キャラクターの個性も強く作画も良かったです。ただ主人公クラス以外のキャラクターはイマイチ印象に残りませんでした。でも主人公の鮎沢美咲はかなり良いキャラなのでヒロインを見てるだけでも飽きずに視聴できると思います。

 余談ですが、ヒロインの鮎沢美咲とメインキャラの碓氷拓海の声が藤村歩と岡本信彦だったため実況では「聖剣の刀鍛冶」のセシリーとルーク再びとか言われていました。


2010年春アニメ第1話の感想文その3

2010-04-08 22:17:47 | 2010年春アニメ関連

 2010年春アニメ頂上決戦!ということで今回は2010年春アニメの中で最も話題性と前人気が高かった2作品「Angel Beats!」「けいおん!!」の第1話を視聴したのでそちらの感想を書いてみたいと思います。

Angelbeats Angelbeats1 「Angel Beats!」…「AIR」「CLANNAD」に代表されるKey作品のメインシナリオや音楽を手がけた麻枝准が初めてテレビアニメ作品の全話脚本を手がけたオリジナル作品で、アニメ制作はP.A.WORKSです。

自分を含め多数の信者を生み出し、泣きゲーのシナリオライターとして確固たる地位を築いた麻枝准が初めて本格的にアニメに進出、さらにアニメ制作は丁寧な作画に定評があるP.A.WORKSが担当するということで前人気や話題性は極めて高く、春アニメの本命中の本命と言われていました。

 自分も鍵信者なので個人的にはこの作品には非常に注目していました。それほどの作品がいよいよ放映開始!ということでリアルタイムで体育座りしながら第1話を視聴していました。

Angelbeats2 …うむ、訳分かりません。いきなり死後の世界から始まったと思いきや主人公は記憶喪失で、ヒロインはライフル銃を持っていたと思ったらその直後に登場したのは天使…。

あまりにも唐突すぎる展開に自分を含め視聴者は常に?状態でした。

Angelbeats3 途中途中で繰り広げられるギャグシーンですが、これは確かに麻枝准がシナリオ書いたギャルゲーで良く見られたギャグだったと思います。しかしいざアニメにしてみたら寒い…。「CLANNAD」とかで、このギャグを普通に面白い演出にさせた京都アニメーションの偉大さを改めて感じてしまいました。

話のテンポも妙に悪く、見ていて背中がかゆくなるようなシーンも多いので視聴には少々忍耐が必要かもしれません。

キャラクターも個性が強いのはヒロインのゆりと天使ぐらいで、それ以外は頭に入ってきませんでした。しかも主人公の声優は神谷浩史なのでどう聞いても「化物語」のアララギくんにしか聞こえず感情移入もできませんでした。

Angelbeats4 放映前から話題になったライブシーンですが、たしかに良く動いていたし出来は良かったと思いましたが、なぜあそこでライブをやったのかが意味不明だったためこれもあまり印象に残りませんでした。作戦のためにライブを行ったみたいですがなぜライブ…噂では銃弾の音を消すためとか生徒を1カ所に集めるためという説がありますが真相は謎のままです。

Angelbeats5 悪いことばかり書いてしまいましたが、作画…中でも背景は非常に綺麗で素晴らしかったです。キャラクターの作画は数カ所ミスやおかしいところが指摘されていましたが及第点だったと思います。今回の1話では主題歌は流れませんでしたがエンディングで流れた曲やAパート終盤の曲はかなり良く、おそらく麻枝准が自ら作曲したものと思われますが良い曲でした。

Angelbeats6 全体的な感想としては、まるで原作を知らないライトノベルアニメの1話を見させられたような意味不明の展開だらけで、麻枝准やP.A.WORKSファンの自分でも擁護しきれないほど微妙な出来だったと思います。しかしこういう系統のアニメは途中から大化けする可能性を十分に持っているし、そうなる予感も感じたので最終回まで見るつもりではあります。悪いことばかり書きましたが音楽と背景美術は紛れもない一級品だし化けることを期待しています。

Keion3 Keion4 「けいおん!!」…まんがタイムきららで連載されている、かきふらいの漫画「けいおん!」の第2期作品で、アニメ制作は京都アニメーションです。ゆるやか部活アニメとして2009年で大ヒットを記録し、「けいおん!は生きがい」とまで呼ばれ多数の信者を生み出した超人気作の第2期作品ということで前人気は極めて高く春アニメの本命中の本命と言われていました。

 キャラ萌えアニメでは最高峰とも言われているこの作品ですが、自分はどうもキャラクターに感情移入できなかったためこれほどの人気が出たことにイマイチ納得いきませんでした。しかし実況やネットでは祭り状態…果たして今回はどうなることかと思いながら第1話を視聴してみました。

Keion5 序盤の無音状態からギターのソロが始まるのはこれからの展開を期待させるかんじで非常に良い演出だと思いました。こういう演出や登場人物の表情の変化や細かい仕草を丁寧に描き出すのはまさに京都アニメーションらしいと思いすごい良かったです。作画に関しては相変わらずの完成度の高さで文句無しでした。オープニングとエンディングの作画も1期より良くなっていたと思います。そして澪が眼鏡!

Keion6 Keion7 ゆるやか部活アニメということで練習シーンはほとんど無く、相変わらずの部室でティータイムといったかんじでしたがこれがこの作品の特徴なのでさすがに慣れました。特にこれといって目を奪われるような斬新な展開とかはありませんが、深く考えずに頭からっぽにして楽しむことができるのでこれはこれで良い作品だと思います。1話に関しては相変わらずの日常シーンで安定した丁寧な作りで良かったです。さらに始業式のシーンでその他大勢のモブキャラまでもが可愛いのは素晴らしく、そして梓が1期のときと比べて大分軽音部に慣れていて好感度アップでした。ただライブシーンでせめて1曲は歌って欲しかったところです。

 オープニングとエンディング曲ですが、今回は1期のほうがどちらも良かったと思いました。悪くは無いんだけど1期のときのようなインパクトは感じられなかったと思います。その辺はちょっと残念でした。

Keion8 全体的な感想としては、1期と変わらずのゆるやかぶりで非常に安定しつつも1期がイマイチ受け付けなかった自分でも面白かったので、1期のファンなら文句無しの出来だったと思います。あとはオリジナルが加わったときのシナリオがどうなるかでしょうか。京都アニメーションのオリジナルはあの作品を筆頭に良い話を聞かないのでそれだけが不安です。そしてどうやら今回の2期は2クールやるそうで、当分けいおん人気は続きそうな予感です。

Keion9 しかし人気なのは分かるんですが、この熱狂的すぎる祭り状態はさすがに気になります。正直なところ京都アニメーションというブランドがついてるからここまで盛り上がってると思いますが、ブランド力すごいね。


2010年春アニメ第1話の感想文その2

2010-04-06 22:12:14 | 2010年春アニメ関連

 流行に乗り遅れないように春アニメを視聴する日々、今回は「おおきく振りかぶって~夏の大会編~」の第1話を視聴したのでそちらの感想を書いてみたいと思います。

Oohuri Oohuri1 「おおきく振りかぶって~夏の大会編~」…月刊アフタヌーンで連載されている、ひぐちアサの漫画「おおきく振りかぶって」のアニメ第2期作品で、アニメ制作はA-1Picturesです。

 主人公が気弱なピッチャーであることや、1打席における心理描写や駆け引きを細かく演出するという今までの野球ものとはひと味違った作品だったため非常に評価が高く、その丁寧さから25話使って1試合勝って終わるという前代未聞な終わり方をした第1期、その作品が3年ぶりに第2期スタートということで前人気はかなり高く春アニメの本命の一つと言われていました。

 3年ぶりというのに何事も無く1期の最後からの続きが始まっていましたが、1話では試合や野球の描写はほとんど無くAパートはマネージャーやダンス部の会話や野球部員の昼休みとかの日常シーンでした。

Oohuri2 そしてBパートからはこの作品らしく、相手チームの立場から主人公の三橋達の高校の分析をしていました。

こういう相手側の視点がある描写は新鮮で面白く、主人公が特別な才能があるわけでもないので色々頭を使って試合に勝とうとしているのは今まででありそうで無い作品でした。

Oohuri3 全体的な感想としては、1期と変わらず作りが丁寧で野球アニメとしても面白く、オープニングとエンディングも作品に合っていて良かったと思いました。この作品は野球ものとしても良作ですがキャラクターも良くて腐女子人気も高いため今期も人気が出そうです。


2010年春アニメ第1話の感想文その1

2010-04-05 00:33:48 | 2010年春アニメ関連

 ついに始まった春アニメ、今回も可能な限り視聴していきたいと思います。最初は「HEROMAN」の第1話を視聴したのでそちらの感想を書いてみたいと思います。

Heroman Heroman1 「HEROMAN」…BONES10周年記念作品で、原案は「X-MEN」や「スパイダーマン」の原作者スタン・リーで、アニメ制作はボンズです。アメコミの巨匠が原案を務め、構想に4年近くかかりアニメ制作にも2年かかったらしいこの作品、「けいおん!!」や「Angel Beats!」が目立ちすぎて全く目立っていませんでしたがかなりの大作だったようです。

ある意味オリジナルに近い作品だったため前情報がほとんど無いこの作品、果たしてどのようなものかと思いながら第1話を視聴してみましたが…これは…かなり良いですね!

Heroman2 作品はアメコミらしい作りで、異星人が地球に侵略してくるという典型的な勧善懲悪ものですが、下手に小難しい設定が多い最近の作品とは違いシンプルなので分かりやすかったです。そしてキャラクターは日本向けになっていて、主人公のジョーイが美少年なのでアメリカでは文句出そうですが日本では案の定大人気でした。そしてヒロインのリナが狙いすぎてないのにミニスカでエロい!ここも非常に素晴らしかったです。

さらにボンズのアニメといえば忘れてはならないのがアクションシーン、今回も稲妻の光、雨の雫や爆発シーン、飛び散るアスファルトの欠片やカメラワークといいやっぱりボンズとアクションものの相性はバッチリでした。

話の展開としては、なぜそこでそうなる?とかこれ絶対死んでるだろとかいうところも結構ありましたが、アメコミみたいなものだし「細けぇことはいいんだよ!」的なノリで見ると全然気にならないと思います。

Heroman3 全体的な感想としては、事前にほとんど情報が無くネットでもノーマークだったこの作品でしたが、最近は少なくなってきた勧善懲悪ものとして非常に面白い作品だったと思います。来週からいよいよ異星人が来そうだし、リナが次回予告でもエロかったし次回も確実に視聴します。そして1話を見忘れた紳士達に朗報で、この作品は日曜の昼に再放送も行う模様です。波乱が起きそうな春アニメ、いきなり最初からダークホースが現れました。


2010年春アニメ考察

2010-03-15 00:30:21 | 2010年春アニメ関連

2010haruanime いよいよ某笑顔動画で【2010年春アニメ】新作アニメ一挙紹介!(詳細.ver)【ベータ版】が投稿され、2010年春に放映が開始される新作アニメの情報が出そろってきました。今回の動画は監督や制作会社の過去の作品や経歴なども書かれていて非常に分かりやすくイイ出来でした。今回もそれを視聴しつつ、個人的に気になっている新作やネットで話題になっている作品などを取り上げつつ今回の春アニメについて思ったことを書いてみたいと思います。

 まずはなんといっても2010年春アニメは「けいおん!!」「Angel Beats!」の一騎打ちと言われています。前者は2009年で大ブームを起こし「けいおん!は生きがい」とまで言われた話題作の2期、しかも京都アニメーション制作ということで前人気は猛烈に高いです。

 続いて後者は「CLANNAD」や「AIR」のシナリオを書き、なおかつ作曲でも非常に高い評価を受けている麻枝准が初めてアニメ脚本を担当、さらに制作は丁寧な作画で定評のあるP.A.WORKSということでこちらも話題性は極めて高く、すでに公開されているPVの出来も良いため期待度も非常に高いです。個人的にも鍵信者なので「けいおん!!」よりもこちらの「Angel Beats!」に期待しています。

 続いては注目作、まずは安定した作画やギャグを作らせたら面白い、AIC制作のアニメ「迷い猫オーバーラン!」監督が毎回替わるという噂があり一体どういう風になるかちょっと不安になりつつも原作のぺこ絵に忠実に作られているので期待しています。

 そして「蟲師」により個人的知名度が一気に上がったアニメ制作会社アートランドが久々に制作するアニメ「いちばんうしろの大魔王」。見た感じ思いっきりお色気アニメで地雷臭しかしないんですが、一応チェックしてみるつもりです。

 非常に丁寧な作画で評価が高く、ここ最近アニメ制作が増えてきたA-1Pictures、春では「WORKING!!」「閃光のナイトレイド」「おおきく振りかぶって ~夏の大会編~」を制作しています。

「WORKING!!」は東京MX放送ですでに1話が先行放映されていますが、そちらの評判はイマイチだったのでちょっと不安。

 テレビ東京×ANIPLEXによる共同プロジェクト「アニメノチカラ」、第2弾となる今回は「閃光のナイトレイド」という上海を舞台にしたバトルもののようです。監督や脚本に「少女革命ウテナ」や「DARKER THAN BLACK」のスタッフを起用し、制作はA-1Pictures、さらに放映開始前からテレビでも制作風景をCMで流しまくっていたので相当な力の入れようでした。

 丁寧な作画と演出に加え、野球ものとしても心理描写が良く描かれて1期が大ヒットした「おおきく振りかぶって ~夏の大会編~」1期は1勝したところで終わってしまったので今回の2期ではどこまで続いてくれるか。そしてスポーツもののアニメは最近めっきり減ってしまったので頑張ってもらいたいです。

 そして腐女子向けと思われるアニメも今回は「裏切りは僕の名前を知っている」があります。男性声優が小野大輔や福山潤、子安武人に石田彰と有名どころを取りそろえているし、J.C.STAFF制作なため腐女子人気はかなり出そうです。

 続いては危険作「B型H系」。「H友達100人できるかな?」とキャッチフレーズに書いてあるあたり危険な香りしか感じられない問題作になりそうな予感です。しかし声優は田村ゆかりに堀江由衣と豪華スタッフ。

 勢いに乗り、今期から1時間枠に拡大されたフジテレビ深夜アニメ枠「ノイタミナ」、春では「さらい屋 五葉」「四畳半神話大系」が放映されます。どちらもノイタミナ枠らしい独特な雰囲気の作品に加え、前者はマングローブ、後者はマッドハウス制作なので個性が強い作品に仕上がりそうで期待です。

 そして硬派な作りといえば忘れてはならないのが日本テレビ深夜アニメ、今回は「RAINBOW 二舎六房の七人」が放映されます。昭和30年を舞台にした作品で殴り合いや暴力シーンがかなり多かった気がしたのでかなりダークな作品になりそうです。そしてナレーションはまさかの林原めぐみ。

 そして今期の新房監督×シャフトの新作は「荒川アンダー ザ ブリッジ」。主人公がまたしても神谷浩史と声優がシャフト独特のメンツで固められていたりするのはもはやお約束。あまりにも過酷な制作スケジュールなせいか数多くの作品で作画が間に合わない事態を引き起こしているシャフト、今回は頼みます。

 安定した作画と絶妙なカメラワークなアクションシーンに定評があるボンズ、今回はアクションもの「HEROMAN」を制作しています。これまた今時珍しい正義のヒーローもので、しかも夕方6時放映。純粋に面白い作品になりそうです。

 その他2期もの、続編ものとしては「一騎当千 XTREME XECUTOR」「メジャー 第6シリーズ」「スターウォーズ クローン・ウォーズ シーズン2」「真・恋姫†無双 乙女大乱」と数多くあります。

 今回の2010年春アニメ、冬が不作だったせいもあり今回はかなり期待作が多いです。果たしてこの中にどれだけのダークホースが眠っているか、または本命作品が期待に応えるか、あと1ヶ月後には結果が出ているので今回も気合いを入れて視聴していきたいと思います。