高江雅人  竹工芸職人の独り言  竹工房オンセ

高江雅人  竹工芸を初めて37年、徒然なる出来事をアップしています。

嬉悲交々の一ヶ月

2008年01月31日 16時04分14秒 | 工房

この1月は私達に家族にとっても、工房にとっても怒涛のような一ヶ月であった。夫婦喧嘩に始まり、長男の怪我、井戸水問題、深夜に車の故障のため家に帰れなかったり、目まぐるしく次から次への災難であった。しかし、考えてみると、どれも解決できない事は一つも無く、多少のお金は掛かっても全て解決できることばかりである。その、渦中に居る時は大きな波に翻弄されているかのような気がするのだが、決してそんなコトは無い。家族の誰かが、病気をしたとか?事故にあったとか?では無いので、有難いことである。そんな中、工房メンバーの内、お父様を亡くされた方がいる。お幾つになられても、肉親との別れは辛いものである。心よりご冥福をお祈りいたします。

Pim0009 また、良かった事も沢山あった。松坂屋で新規の取引きが出来た事、新しくこちらまで清々しくなるような人であった。工房では、遠藤君が公募展で最高賞を受賞した。彼を見ていると「ウサギと亀」の童話をいつも思い浮かべる。こつこつと着実に休み無く、物作りをしている。こんな彼が少しずつ実績を積んで 花開いて行ってくれることは本当に嬉しいことである。私も竹の学校に在籍中、全国展で大きな賞を頂いた。それが、とても励みになった。これから独立しようという彼にとって、今回の受賞が更なる変化へのきっかけになってくれると良いですね!

竹工房オンセ

コメント (2)
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