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ミャンマーチーク屋さんのわが道を行く

日々の出来事と旅と愚痴と文句を勝手に語る日記。

乱暴な話

2011-05-10 14:41:24 | 時事(国内)
先日、残高確認をしに銀行へ行った。

自営業者にとって確定申告後の4月は、昨年分の所得税と消費税が
一気に引き落とされ、ある意味、非常に感じの悪い時期となって
いる。

しかし、これはまぁ、仕方ない。

もしかすると来年から消費税が3%増税され、8%になるかもしれ
ないと、巷でささやかれている。これは、震災の復興税との名目
で3年間の限定らしいが、こんなのは絶対ウソで、増税のきっか
け作りにほかならないだろう。

個人的は、現在の日本の財源を考えれば、15%くらいまでは致し方
ないだろうとは思う。

しかし、それならこの際、基礎年金を廃止し、これを消費税でまか
なっていただきたいのである。

昨年度の国民年金の納付率はすでに実質5割を切り、史上最低と
なっている。実際は、すでに国民年金対象者のおよそ3人に1人
しか年金を支払っていないのである。

国民年金は満額で66000円である。しかし、満額に満たない支給額
の場合、他に収入がなければ、生活保護を受けることになりかねな
い。問題は、生活保護の生活扶助費のほうが国民年金の満額支給額
よりも多かったりするのである。しかも、生活保護だと家賃扶助
や医療扶助も受けられる。

まじめに国民年金の保険料を支払った人たちは、生活保護よりも
少ない年金をもらい、しかも、自分が納める税金の中から、年金
保険料を支払わずに生活保護をもらうことになった人たちの生活
保護費が支払われることになるのだ。

これはどう考えてもおかしいし不公平だ。

もうひとつある。

ここに2人の女性がいる。

女性の1人がサマリーマンと結婚して専業主婦になると年金保険料は
免除され、もう1人が自営業者と結婚して専業主婦になると国民年金
保険料の支払い義務が発生するのである。

そして、なぜそうなるのかは、単純に厚生年金納付額と国民年金納付
額に差があるからといった程度の話ではなく、これが、福島原発を修
復するのと同じくらい難解になっているように感じた。

また、国民年金は、月収が5万円でも50万円でも全く同じ金額の年金保
険料を支払わなければならないのだ。収入が10倍違うのにである。

先日、ちょっと税に関する本を読んだだけなのだが、素人の私でさえ、
いくつもの疑問が生じるくらい、日本の社会制度のしくみはおかしい
のである。

そしてそれなら、一番公平なのは消費税しかないのではないか、と思
った次第である。


しかし、もしかすると、おかしいのは私の理解力のほうであり、消費
税で基礎年金を賄うなら、税率を30%くらいにしないとダメなんじゃ
ないかとか、そうなればそうなったで北欧のように高福祉高負担の国
になり、それならこの際、いっそのこと社会主義にでもしてしまえと
か、ついでに文化大革命でもやって、行き着くところはガチガチの共
産主義でいんじゃないか、などという乱暴な話にもなりかねないので、
この辺で辞めておきます。

ありえない話で、失礼致しました。



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ベターとベスト

2011-05-08 16:50:46 | 時事(国内)
中部電力の浜岡原発が止まりそうである。

いくら断層の上に位置するからといって、ちょっと唐突なような
気もしなくない。

もしかしたら東海大地震発生の確率は「30年間に80数%」という
ようなレベルではなく、目前に迫っているという見解が密かに出
されているのではないか、とか浜岡原発施設に何か深刻な不具合
があるのではないかなどと、するどく察した次第である。

何ら、根拠はないが…。

しかしそれでも「1000年に一度」という災害で福島原発の事故が
発生したという現実を謙虚に受け止めれば、設備の老朽化も進ん
だ浜岡原発を一旦停止し、考えられる限りの安全策を施すべきと
いう判断自体は誤りではないとは思う。

しかし、そういうなら、全国全ての原発もそうするべきだ、とい
うちょっと乱暴な議論に発展してしまう可能性もあり、これでは
社民党と共産党を大いに喜ばせるだけになってしまう。

これはこれで、いけないことである。

これから夏場を迎え、本格復興のためにいくらでも電力が必要な
中、いきなり全原発廃止では、日本の産業の衰退や国民生活に負
担を強いる結果となり、結して賢い選択とはいえないだろう。

では、どうしたらいいのか?

ベストな選択など、今の段階では、誰も確信を持って言えないの
ではないだろうか。

ならばここは菅さんに、今後の方針をベーターくらいの選択でもい
いので、きっぱりと出していただきたいものである。

あまり期待はできそうもないが、ここが日本にとり「踏ん張りどころ」
「知恵の出し所」であるような気がしている。

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台湾

2011-05-06 17:05:45 | 時事(海外)
日本はちょっと冷たかったと思う。

何にか、と言うと、台湾に対してである。

今回の震災でもっとも早くから救援隊や物資を送られ、桁違いな義援金を
寄せられていながら感謝の広告さえ打たず、事実上黙殺しているに等しい
非礼さにである。

日本は米国、中国、韓国などには、感謝の有料広告を出したが、およそ160
億円もの義援金が集まった台湾は含まれていなかったのだ。

いかに大陸への経済的な依存度が高かろうと、それはそれ、これはこれ、
である。

しかし、それがこの度、6000人もの賛同者が集まり、広告料を遥かに超
える寄付が寄せられ、大手現地紙に広告を載せることができたという。

つまり無能な上に非礼な日本政府に代わって日本の民間人が、台湾の人々
に礼を伝えたのである。

世界中で台湾ほど親日的なところはないだろう。

かつて力ずくで植民地にした地でもあるにも関わらず、これほどまでに
日本を慕ってくれるなんて、ありがたにも程があるというものである。

また、国民党の李登輝前総統などは、「尖閣諸島は、中国のものでも
台湾のものでもない、日本の領土である…」と、そんなこと言っていい
のか、くらいな事まで言ってくれる方もいるのだ。

まったく、大陸中国の中国人とは、同じ血が流れているとは到底思え
ないほどである。

これからは、バナナもパイナップルも果物は積極的に台湾産を選びたい。
海外旅行はチャイナエアラインで、行くのもいいだろう。

欧陽菲菲も、もっと積極的に日本に呼んであげればいいと思う。

今後の、民間の親台活動に期待したい。


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本物…

2011-05-05 13:34:53 | 時事(国内)
焼肉屋でユッケを食べて人が亡くなった。

「ユッケ…」

生まれてこのかた、食べたことがないので、生肉だというが、
未だ現物を知らないでいる。

なんでも格安の焼肉屋が、無茶なコストダウンのために「生食用」
の基準に満たない肉を生で食わせたと報道されているが、食わせ
た店があれこれ言い訳してるのが、大変、見苦しく思えた。

ユッケを食べた子供に罪はないし、格安店を選んだ親を責めるの
も酷である。こういうのは店の格に関わらず消費者には見極めよ
うがないのが辛いところである。

こうなったら、もう魚以外は生で食べないくらいでいい。
そもそも日本人はグルメ過ぎるのだ。

3日ほど前、友人のブラジル人夫婦(奥さんは日本人である)に
誘われスペイン料理屋へ行った。

オーダーは食通の2人に任せ、次々に料理が運ばれてきた。
食べながら「これはソースがおかしい」「なんだこの味は…」
などと2人で品評している。比較する舌を持たない私は、ひとり
蚊帳の外であった。

その時、ふと、ある言葉を思い出した。

「本物を知ったときから、不幸は始まる…」

知らなければ、こんなものだと何でもおいしく食べられるが、
舌が肥えれば肥えるほど、不味いものが食えなくなるのだ。

それは、それで不幸な話である。

近い将来、人口増加などが原因で、世界で食料争奪戦が起こ
るなどといわれているが、そうなったら、美食家はさぞ辛い
だろう。

やはり雰囲気のいい洒落たレストランより、気さくな屋台や食堂
のほうがいい。

これは生涯、変わらないだろうな…。


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複雑…

2011-05-04 00:45:13 | 時事(海外)
ビン・ラディンが殺害された。

54歳であった。彼の罪は結して許されるものではないのかもしれない。
それでも、ちょっと複雑な心境ではある。

それにしても、オバマ大統領の「我々は正義をなしたのだ…」の演説にはう
んざりであった。他国に軍隊を乗りこませて、さらりと人間を殺害すること
がどうして正義なのか、やはりアメリカという国は、常に自国の利益しか考
えていないのだなとつくづく思う。

確かにビン・ラディンは殺害されて当然というアメリカの思いは理解出来る。
しかし、彼こそがテロの首謀者であるといえる確固たる証拠は本当にあるの
だろうか?

もしやテロの資金供給はあったかもしれないが、計画を策定した首謀者かど
うかは、わからないのではないか?

捕まえて詳細な供述を取るべきだったと思えてならない。

しかし、意外だったのは、彼の殺害場所が、険しい山中ではなくて、イスラマ
バードに近い市街の邸宅だったことである。

しかし、そう考えるとパキスタンは限りなく怪しい。パキスタンの諜報機関は
おそらく以前からこの潜伏先を知っていたのではないだろうか?

まぁ、とにかくこれで、彼は死んでしまったのだ。

今後、報復などが各地で起きなければいいのだが…

国によっては今回の威嚇にも動じない剛胆な独裁者もいるかもしれないが、日本
の北の方にいる、小心なる独裁者はおそらく身震いしただろうし、中東にいるそ
のお友達の独裁者も悪寒くらいは感じたに違いない。

特に尻に火の付いている大佐は、息子も殺害され、いよいよ今度は自分の番かと
戦々恐々とし、眠れぬ日々が続いていることが想定される。

「ドリエル」くらい、差し入れしてもいいかもしれない。

また、これで、バンコクで売られている、ビン・ラディンTシャツの売れ行きは
上がるんだろうな…。



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山田太郎物語

2011-05-03 10:18:11 | つぶやき
5分で1万円を失った。

ネットでタイへの航空券を予約し、最後にカードで決済し完了した直後、
いつもやっていることで、何かを忘れていることに気がついた。

タイの祝日を調べることである。

滞在中に祝祭日があるのは、できる限り避けたい。官公庁のみ休みなど
という祝日ならまだいいが、民間企業や店などが休みだと大変困る。

予約したのは、12日に出発して20日に戻る日程だった。調べてみると
その中の13日、16日と17日が祝日だったのだ。16日は本来、祝日で
はなかったのだが、急遽、政府が15日(日)と17日(火)の間も休み
にしようと決めたらしく、ここに3連休ができてしまっていた。

滞在中、日曜日を含めて4日も休みがあるのはさすがに不自由だし、こ
れでは仕事にならない。

仕方ない、日程変更をしなければならないが、安い航空券は一旦、予約し
てしまうと日程の変更やキャンセルが効かない。特に、最近はネットで決
済してしまうと、eチケットなので、その時点で発券されたとみなされる
のである。

決済の後、3分後には航空会社に連絡したのだが、しっかり1万円のキャ
ンセル料がかかってしまった。

まだ航空券が紙だった時代なら、このような短時間でのキャンセルなら、
おそらく発券扱いにはならなかったはずである。もっとも、確実に発券後
なら、このような額では済まなかったと思われるが…。

まぁ、そんなこんなで、一万円を失ったわけである。


まったく、つくづくアホだったと思いながら、昔、旅行会社で働いていた
頃にやらかした失敗を思い出した。


電話でシカゴ行きの航空券の予約を受けたときのことである。
客の名前は山田次郎だった。アルファベットではMR YAMADA JIROである。

これを私はアポロという、ユナイデッド航空のコンピューターにダイレクト
に予約をしていった。

そこで打ち込んでいった名前は、MR YAMADA TARO である。

なぜか、わからない。しかし、山田太郎に変わっていたのだ。

「山田太郎…」

これって野球漫画、ドカベンの主人公の名前ではないか、と、気づいたとき
には後の祭りであった。

おそらく私にとって、山田○郎という名前は、すべて山田太郎、と条件反射で
なってしまっていたのである。これはもう、体質の問題か、もしくは、作者で
ある水島新司の謀略としかいいようがない。

しかも、気づいたのも遅かった、というか遅すぎた。それは、航空券を
発券した後、お客さんが空港で航空券を受け取った時だったのである。

当然、乗れない。詳しくは忘れてしまったが、確か次長が空港へ駆けつけ、ノー
マル航空券を発券して対応した、と記憶している。無事、乗れたのは幸いだった
が、会社的には大損害であった。

そのあと、上司からこっぴどく、叱られた。

なぜ、パスポートコピーを貰わなかったのか?なぜ、何度も確認しなかった
のかと…。

しかし、パスポートコピーは貰っていたし、自分の中では確認に次ぐ確認も
していた。しかし、山田太郎は山田太郎であり、何度確認しても、私の頭の
中では山田太郎しかありえなかったのだ。

思い込みというのは、げに、恐ろしいものである。

まぁ、何でもネットで簡単に買えるのは、大変便利だが、決済前の再確認は
怠りなくしたい、と自分に言い聞かせた次第である。


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親以上…

2011-05-02 12:27:05 | つぶやき
3月末のことだが、うちのお客さんの娘さんが高校入学を
前にして、宝塚音楽学校を受験した。

ちょうど受験の3日ほど前に、娘さんを伴って挨拶に来て
いただいたので、その後の結果がずっと気になっていた。
もうひと月にもなるので「もしや…」とは思っていたの
だが、やはり「ダメだったの…」と今日、報告に来てく
れた。

まぁ、まだ15歳である。

それにダメでも中高一貫の私立に通っているので高校進学
は問題ないのだ。また、この子の凄いところは、幼稚園か
ら日本舞踊とクラッシックバレーを習い、日舞のほうは、
13歳で藤間流だかの「お名取」までいただいているそうで
ある。

「名取」などと聞いても、私の場合「名取裕子」くらいし
か思い浮かばないのが残念なところではあるが、まぁ、今
回落ちたからといって、今のままでも充分凄いわけで、何
も大きく絶望することなどないのである。それに宝塚は3
度まで受験ができるらしいので、ぜひ、また来年、がんば
っていただきたい。

しかし、思えばこの娘さんも幼い頃から「お稽古ごと尽く
し」で随分、大変だっただろうと思う。また、親は親でお
金も随分かかっただろうから、そういう意味では、親子共
々大変だったに違いない。

子を思うがばかりに、親はあれこれ習わせたがるわけで
そこに罪はないのだが、ちょっと冷静に考えてみると、
案外、それは親の見栄や自己満足だったりもするのだ。

親バカならまだ喜劇で済むが、バカ親は子供にとって、
ちょっとした悲劇になり兼ねない。

先日、息子2人が京大を出ている大変、いけ好かない年配の
ご夫婦と話をした時、旦那さんの方が、「子供なんて所詮、
親以上にはならないもんだよ…」と得意げに言うので、
「けっ!自慢かよ…」と思ったが、聞くと、この旦那さん
のほうは東大を出ており、やはり大変「自慢げ」なのであっ
た。

ついでに「それは、親のレベルが低すぎる場合でも、そうな
んですかね…?」と尋ねると、「それって君自身のこと?」
と冷笑され、バカな質問をしたことに、大変後悔することに
もなった。

常にこういう上から目線のオヤジには、「踵落し」でもお見舞
いしたいくらいであったが、ここは大人の対応で気持ちよく帰
って頂いた。また、こういう立派な親を持つ子供も、案外、大
変なんだろうな、と察した次第である。

なので、私たち夫婦は、子供にプレッシャーを与えないように、
そして、子供が楽に親を超えられるよう、自身のレベルをあえ
て、大変低めに設定した次第である。

そしてこれは、親が子供にしてやれることの「ひとつ」として
捉えて頂けると幸いである。



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