ミャンマーチーク屋さんのわが道を行く

日々の出来事と旅と愚痴と文句を勝手に語る日記。

ホラー

2011-05-29 17:37:50 | 旅行(海外)
先日、チェンマイに滞在していた日のこと…。

その日は、夜7時くらいにホテルの戻り、疲れていたので8時半には
寝てしまったのだが、深夜、零時過ぎに一度、目が覚めて、ちょっと、
テレビのスイッチを入れたのがいけなかった。

やっていたのは、アメリカのホラー映画だった。

モンスターが人間を襲うという、まぁ、ありがちなストーリーなのだが、
なかなかリアルに気持ち悪い感じだったので、つい最後まで見てしまった。

見ていたチャンネルが、映画専門チャンネルだったこともあり、ひとつの
映画が終わると、すぐにまた、次のが始まった。

再びホラーである。

内容は1本目とさほど違いはないが、やはり怖いもの見たさもあって、
途中で止められなくなり、最後まで見てしまった。

外は暗いが、時間はすでに早朝4時である。

その後、寝ようとするのだが、何だか怖くて寝むれない。部屋を暗くすると
先ほどの、モンスターが出てきそうで気持ちが悪い。迷ったあげく、電気を
すべて付けて寝ることにしたが、こうなるとますます眠れない。
結局、その後は、一睡も出来ずに朝6時に外へ出た。

愛車の「ホンダ・ドリーム90cc」(レンタルバイク)にまたがり、一路、
山を目指した。東南アジアの朝は本当に気持ちが良い。朝靄が立ちのぼり、
空気がひんやりしていて大変、すがすがしいのだ。

市外に出て、山道を30分ほど走ると、モン族の村に着いた。村の食堂は、
もう開いていて、そこで、カフェボーランを頼んだ。アイスコーヒーに
コンデンスミルクをたっぷり入れた激甘飲料である。

ちょっと寒すぎるくらいだったが、そこに座り、村の人々の様子をしばらく
ぼーっと眺めていた。
昔、旅をしていた頃の朝を思い出した。

朝ごはんを食べながら、「今日は何をしよう…」毎朝、考えていたことである。
ちょうど10年前のことなのに、もう、ずっと昔のことのような気がする…。

なんだか、ホラー映画のおかげで、憂鬱な夜と、有意義な朝というまったく
対象的なめぐり合わせを体験できたのは、まぁ、ちょっとよかったような気も
しなくない。

こんなことなら、たまにはホラー映画もいいものである。



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