ミャンマーチーク屋さんのわが道を行く

日々の出来事と旅と愚痴と文句を勝手に語る日記。

補助金と珍客

2010-09-12 17:29:03 | 時事(国内)
間もなく「エコカー補助金」が終わるとのことで、
それにまつわる、とある販売代理店の小咄である。


「なあなあなあ、店員さん。9月いっぱいはエコカー補助金ってのが
出んねやろ ?」

「いえ、政府が出してくれる補助金は先週終了してしまいました」

「えー? せっかく今週は敬老の日とか秋分の日とか休みがまとまって
いるから、あちこち店をまわろうと思てたのに…」

「いえ、ご安心ください。お客様、弊社では独自にエコカー値下げ
として補助金と同じ25万円を下げてご提供いたしております。」

「よしゃ。ほしたらこの見積もりから25万円下がったところがスタ
ートやな。」

「いえ、それはもう25万下げた金額でして…」

「168万8000円かあ。せや、まずこの端数とろか。」

「8000円ですね、そのくらいなら…」

「あほうっ。端数ゆうたらこっからやろう。」

「え?いや、8万8000円は端数とは…」

「なーにゆうてんねん。まだいけるがな。そのかわり、このシルバー
ウィークの間に決めたるがな。」

「…ははあ、そういうお客さんの方がありがたいです。」

「さあっ、そしたら端数は削ってえ、後はオプションや。ナビは
最高のグレードの奴にしてな。リアとフロントとコーナーのカメ
ラも欲しいわ。あと、フォグランプとスポイラーもつけてな。純正
ホイールもかっこええわあ。ETCカード挿す機械なんか当然やんなあ」

「あ、あのそれ全部やると60万円超えます。ホイール4本で15万円
ですよ。そのうえ、端数9万円カットって…」

「いやならほかの店に行くがな。フロアマットも付けてや。シート
カバーも欲しいわ。あ、納車の時はガソリン満タンにしてな」

「…よそへ、行ってくれ。」

とまぁ、こんな客は関西方面に度々いそうである。

かつてどこかの演歌歌手が「お客様は神様です」と発言してから、
どこの業界もでお客様は神様となった。一般的にほとんどのお客様は
常識をわきまえた普通の方なのだが、中にはとんでもない方も確かに
存在する。

私の場合は、ひたすら飲み込んで耐え忍ぶほうだが、それでも時々、
この世に法律さえなければ、マシンガンで蜂の巣にしたくなるほど
ムカツク客もいる。そんな時は、来世では客商売だけは辞めようと
つくづく思うものである。

話がずれたが、円高だけでも充分大変なこの時期の自動車業界は、
今月は、補助金終了に乗じた珍客に苦労することだろう。

代理店の方々の苦労が忍ばれるものである。











 










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寝れない…

2010-09-10 13:17:10 | つぶやき
元々、徹夜は苦手だ。寝ないと、翌日は何もやる気が起こらず
終日ボーっとしてしまう。

若いころは、というか30代前半までは本当に良く寝た。20時間
以上寝ていた日もある。旅先での相部屋生活でも昼過ぎまで寝て
いて、起きると誰もいなかったなんてことも度々あった。

それが、30代半ばだった頃から10時間以上寝ると床ずれかと勘違
いするほど背中が痛くなり、長時間寝むれなくなってきたのである。
おそらく、これは年齢によるものだろうと、勝手に推測しているの
だが、睡眠大好きな私としては眠れないことが何よりも辛い。

少々、前置きが長くなったが、何が言いたいのかというと、子供
が生まれてからというもの、夜鳴きのせいで安眠が妨げられ、連日、
超寝不足に陥っている。夜中に泣き止まない娘を抱っこしながら、
ひたすら「ゆらゆらと」スウィングしながらなだめる数時間は、
ダイエットやシェイプアップには最適だが、限りなく罰ゲームに
近い。かわいい我が娘とはいえ、これがなかなか辛いのである。

確かに赤ちゃんは「泣くのが仕事」かもしれない。親は育てるの
が「仕事だし義務」でもある。しかし、世の中の父親は仕事があり、
働かなければいけない。従って寝ないと持たないのだ。私の場合、
最低8時間の睡眠時間はほしい。できれば10時間くらいあると
うれしいが…。

何か、新生児用の催眠術でもあればマスターしたいところである。

そういえば、昔あった夜鳴きや疳の虫に効く「宇津救命丸」は今、
あるのかな?

そうは言っても一番大変なのはやっぱり母親なのだが…。

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30年後…

2010-09-09 14:22:11 | 時事(海外)
中国の大学で新入生に付き添って体育館に雑魚寝する保護者たちがいる。

これだけでは何のことか良くわからないが、この人たちは子供の入学式
を見に来たのではなく、我が子が初めて受ける授業の様子を見に来たそう
である。

小学生の親ではない、大学生の親である。日本なら間違いなく「バカ親」
か「マザコン」の類に入る。

しかし、さすがに「科挙の国」である。
身分にかかわらず試験一発で立身出世という、科挙という制度は世界史の
中でも、非常に画期的である。今の中国でも、大学入試は「高考」と呼ば
れる試験だけで一発勝負だそうだ。共産党の幹部の子弟などには特別の枠
があるらしいが、とにかく18の春に人生のすべてが決まってしまう。

科挙が盛り上がったのは、身内が立身出世すれば、多額の賄賂が貰えて、
さらには科挙にも引っかからない親戚の馬鹿も役人にして貰え、一族が
潤うからである。そういう伝統が2000年に渡って続いてきたと、先日、
読んだ本に書いてあった。おそらく今でもそうなのだろう。

中国人の大学進学率は23%だそうで、文革時代のような「超エリート」
というわけではなくなっているが、近年は大卒でも就職難だったりする。
日本が50%、韓国が90%だというからまだ低い、と言えるのかも知れ
ないが…。それにしても、日本の「学士様」なんて、もう犬も食わない
時代である。

少子化が進んだ日本では学費を下げ、下宿代も負担し、さらに「就職
保証」までしても倒産する学校が出る時代だ。今は13億人のマンパワ
ーでブイブイ謂わしているあの国だが、「一人っ子政策」をやってい
る以上、あと30年後には、今の日本なんかより、はるかにすさまじい
「超高齢化社会」に突入するはずである。大学乱立はしないに限る
だろう。

30年後、今の小皇帝らは大変な時代を生き抜くことになるに違いない。
それでも、まぁ、中国人である。したたかにやっていくことだろう。

もしかすると、日本はもっと悲惨な時代を迎えているかもしれないが…



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柔嫌い

2010-09-07 15:33:50 | 時事(国内)
民主党代表選挙のニュースを見ていて、ふと思ったことである。

小沢総理が誕生したら、蓮舫が今いる場所には谷亮子が座るの
だろうか?と、小沢派決起集会の様子を見ていてそう思った
次第である。小沢先生のすばらしさを熱く語り、次期総理の
左で音頭を取る谷亮子、旧ソ連なら次期副書記長、くらいの
立ち位置である。

席次にうるさい政治家の世界で、並み居る小沢ガールズを
押さえてこの場所をキープできたということは、相当のお気
に入りに違いない。

小沢さんが総理に就任できたところで人気はいきなり水面下、
という、最低の支持率になるに決まっているから、女性大臣は
必ず作るだろう。

有能か無能かはまったく関係ない。顔と名前が有名であれば
良いのである。谷議員など最有力候補なのではないだろうか?

だんだん柔ちゃんが嫌いになっていく…。





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モノの価値

2010-09-05 22:26:17 | つぶやき
先日、渋谷の外資系CDshop「HMV」が閉店した。

閉店の理由は、パソコンで音楽が配信され購入者が激変という、いわゆる
時代の変化そのもが、その理由である。

確かに1曲300円ほどで購入でき、曲も選べるし、しかも早くてかさ張らない。
これでは売れなくなるのも致し方ないのかもしれない…。

しかし、果たしてそうだろうか?数年前に会社更生法を適用した大手のタワー
レコードも、この度のHMVも品ぞろえは確かにピカイチであった。ただし、
ただモノ置いてあるだけなのである。

例えば、聞いたことのないクラッシックなどを聞いてみようと思っても、
一体、誰の、ドレを、チョイスして良いものかわからないのだ。
店員さんに聞こうにも、ちょっとそういう雰囲気でもないし…。
もし、そこにジャンル別の専門スタッフが居て、何でもお聞き下さいと
言うようなコーナーでも設けてあれば、気軽に聞けると思うのである。

現に、都内に47店舗を展開する「デスクユニオン」というCDshopは、
ロック、ラテン、クラッシックと各ジャンル別に詳しい専門のスタッフ
(元バンドマンや演奏者)を置き、収益を伸ばしている会社もあるのだ。

要は、その販売方法による差だけなのだ。

お客さんの払うお金は、モノに対してだけでなくその背景というところが
ポイントだと思うのである。

モノの力に頼った商売の仕方では、なかなか生き残りは厳しいだろう。
提供する側のモノの対する気持ち如何で、モノの価値は変わるのである。

そんなところも商売の重要なポイントなのかもしれない…。





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帰国致しました。

2010-09-03 17:18:50 | つぶやき
日本より涼しかったタイ。

特に北部のチェンマイは、夜にエアコンなど全く必要なく
快適そのものだった。クーラーで体がだるくなることもなく、
気持ちの良い目覚めで朝を迎えられるし、短い滞在が大変恨
めしく思えたほどである。せめてあと2週間は居たかったな。

バンコクのスワンナプーム空港から市内への鉄道(エアポート
リンク)が3年遅れでようやく8月23日に開通していた。
これで市内へのアクセスがおよそ25分と格段に便利になった。
現在プロモーション期間中ということでお値段も15バーツ
(約41円)という破格なのもうれしかった。通常でも45バーツ
とのことなので充分安いが…。24時間運行なので、深夜に
到着した際、タクシーはちょっと、という時にも便利で安心
である。

それにしても「3年遅れでようやく開通」となったにも関わ
らず、責任者は更迭されることもなく、胸を張って開通を
宣言したというから、やはりタイという国は何事にも寛容
なのだろう。また、公共交通機関がプロモーション期間を
設け、格安料金を提供するというのも、お堅い日本では
考えられないことである。さらに6月と7月の2ヶ月間は
無料で運行していたというから、懐が広過ぎである。
最もこれが3年送れたことへのお詫びなのかもしれないが…

一時期の騒乱も収まり、徐々に観光客も戻りつつあるタイ
だが、バンコクでは未だ時々、小規模の爆弾テロが発生して
いる。これから行かれる方は、充分気をつけていただきたい。

日本の夏が今後、毎年今年のような暑さなら、場所によっては
東南アジアへの避暑も充分考えられるような気がしている。
7~8月にかけての東南アジアは雨季だが、今年ような暑さなら
断然あちらの方が過しやすい。スイスやカナダ、季節が真逆の
南半球も良いが、安くて近いし果物も美味しいので、一考に値
するのではないだろうか。

ぜひ、ご検討あれ…。















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