ミャンマーチーク屋さんのわが道を行く

日々の出来事と旅と愚痴と文句を勝手に語る日記。

願望…

2023-12-20 10:06:11 | 時事(国内)
ようやく風邪から回復。

まだ完全ではないけれど8割程度…。とりあえず、インフルエンザじゃなくて良かった。

金融緩和、やっぱり現状維持となってしまった。で、為替は再び緩やかに円安へ向かっている。残念過ぎる。そろそろ物価安定のために円高に向かってほしい願いは届かず、まだまだ物価上昇率目標達成の為に我慢し続けないといけない。来年1月の可能性を示す専門家もいるし、3月から4月にかけてという人もいる。ただし物価が上がっても自動的に賃金が上がるわけじゃなく、根本的には経営者が上げる判断をしないと賃金は上がらない。その為に税の優遇を提案しているけれど、多くの中小企業はそれを試みようとしても、余裕がなければ実行に移せない。そもそも金融政策だけで賃金を上げようなんて無理なんじゃないのかと思う。

10年間も異常な金融緩和を行いながら、一向に経済は上向かない。それは日本の社会や日本経済が低金利を前提にした構造になってしまったからじゃないのか。政府は低金利なので安心して国債を大量発行できるし、大企業は円安で利益を上げれる。個人は低金利の住宅ローンで家を買いやすい。でも、それだと経済は上向かない。だから違う方向で物事考えないといけないのに、そういう方針は示されない。

そこに直結する仕事を作れば…。

もし国が飛躍的に豊かになっても、それによる評価で利益を享受できる仕事自体がないから、誰も真剣にやらないのではないか…。いくつかの政策集団(官民問わず)に、こうしたら経済成長ができるという案を提案してもらって、一番現実的だと思うものを、これまた専門家によって選んでもらう。選ばれた政策には、各省庁や日銀なども拒否できず、基本従わなければならない。ちゃんとした評価基準を作り、1年ごとの経過と2年後の結果には、数字以外でも国民の成長実感も考慮される。見事成果を収めたら、その政策集団には巨額の報酬が与えられる。月給はない。あくまでも成功報酬と国からの表彰のみで、けれど報酬は数十億に設定する。

皆、個人的利益と評価みたいなものがなければ、国にために、しかも漠然とした目標の為に働こうと思わないだろう。だからその為の仕事を作り、評価と報酬を与えれば、報酬に釣られてやろうと思う、専門家なんかは出てくるような気がする。

輸入業者である私にとっては、単純に円高はありがたいし渡航費においても大きなメリットもある。
もしこのまま円安が続くと、日本人はさらに出国しなくなり、需要と供給のバランスにより航空便も徐々に減っていくだろう。すると競合も減るわけで、どんどん安く行く術が無くなっていってしまう。すでに日本人のパスポート保有率が17,8%と、右肩下がりが止まらない状況にある。これは全人口の6人に1人という割合である。ちなみにアメリカは50%、イギリスは86.5%が、ごく当たり前に所持している。世界第3位、もうすぐ4位に転落予定の経済大国がこれでは、行く末が知れている。

世界の各地でコロナ禍以降、「日本人は、まだ戻ってこない…」と言われている。

1年が経ったけれど、戻れる状況になっていない。

もしかすると、今後、永久に戻れないことになるのかもしれない…。



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