ミャンマーチーク屋さんのわが道を行く

日々の出来事と旅と愚痴と文句を勝手に語る日記。

ひとりご飯

2014-02-03 21:05:00 | つぶやき
バンコクので昼は、いつも決まっている。
お気に入りのクイッティオというそば屋があり、もう6年くらい通っている。
麺を茹でる係のお兄ちゃんが、EXILEのアツシにそっくりなので、アツシの
店と呼んでいる。

一杯50バーツだった。昨年9月は45バーツだった。その少し前は35バーツだった。
バンコクはというかタイは今、値上げラッシュである。気がつくと5バーツ高く
なっている、といったことは日常茶飯事だ。さらに円安が重なって、出費はかさ
むばかりである。

デパートや大きなショッピングセンターには、やたらとタイ人向けの日本食レス
トランが多い。そこでは定食で200バーツを超えるメニューが並んでいる。日本円
にすると600円ほどになる。これに飲み物を頼めば700円近くになる。家族4人なら
3000円近くにもなるのだが、いつもこの手の店はタイ人で一杯だったりする。
別段、金持ち風ではない人も多い。若い人もデートで使っていたりする。

先日、仕事先のタイ人に「その靴、どこで買ったの?いくらした?」と聞かれた。
昨年、イオンで8000円で買ったものだった。「2600バーツくらいかな」と言うと、
普通に「安いね」と返ってきた。

いつの間にか、タイは思っていた以上に豊かになっていたようで、そのスピード
に完全についていけていないことを思い知らされたような感じがした。

しかし、大卒初任給が3万円そこその国である。そこを考えれば、今のタイのイン
フレは結構、大変なはずである。しかし、この国の人は、貯金もせず、本当によく
お金を使う。

そこで思ったのが、日本人がもしタイ人のような性格なら、そもそも、アベノミク
スなどという政策をとらなくても良いということである。政府が標榜するのは、タ
イ人のように、日本人が財布の紐を緩める経済環境作りだ。しかし堅実な日本人の
腰は重い。

本来なら政策でデフレを脱却するというより、日本人の性格改善に手をつけたほう
が早道だし、効果も絶大だろうと思う。

しかし、それは無理は話である。

タイと日本の経済格差は、少しづつだが確実に近づいている。しかし、日本人と
タイ人との勤勉さといった性格は、依然、大きな隔たりがあるままだ。

なんだか、どんどんタイ人が羨ましくなってくる。

タイでそんな事を思いながら、ひとりご飯を食べていた。

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