今回のバリ滞在中に、一度だけアクシデントがあった。
市内をバイクで走行中、突然、バイクに乗った警官風の2組に追い越され
止まるように合図されたのだ。「何事か」と思い、路肩に止まると、2人が
近づいて来て「我々はポリスだ。さっき右折する時に、やや大回りに回った
だろう…」と何やら言いがかりを付けてきた。
要は、いくばかの金銭をふんだくろうという、悪徳警官である。
バリにはこのような悪徳警官が多いということを、以前から聞いていたので、
終始落ち着いて対応することにした。
まずは、「ポリスのIDを見せてくれ」と言うと、ちゃんと写真付きのIDを
出してくれたので、それをまじまじと確認する。どうやら本物のようだ…多分?。
すると、今度は警官が「国際免許証を見せろ」ときた。そんなものは
持っていないのだ。仕方なく日本の免許を見せると、「国際免許が必要
だ」という。本当かどうかは知らないが、こちらも開き直り「日本人
観光客は必要ないと、インドネシアの観光省が言っている。確認してくれ」
と突っぱねると、「それなら我々と一緒に署まで来い」と言う。
後で考えると、ここで奴らは、当然こちらが拒否すると踏んでいた
ように感じた。おそらくその後、金の話をするつもりだったのだろう。
しかし、こちらは「わかった。署まで行く。その後日本領事館に電話する」
と言うと、一瞬考え、「場所はこの近くではなくて、デンパサールだという」
デンパサールはここからバイクで30分もかかるのだ。
この時点で、悪徳警官撃退を確信した。当然のように「わかった、今から
デンパサールの警察署まで行こう」と言うと、何やら2人は相談し始めた。
そして2人は、「ここでペナルティーを払へ」と一気に態度を変えた。
こちらは「嫌だ。何のペナルティーなのか理解できない、警察署で話そう」
と断固突っぱねると、急にモゴモゴし始め「これから何処にいくのか?」
と聞いてきた。
「ジンバランのホテルに戻るのだ」と伝えると「それなら次を左に曲がり、
2本先を右に曲がれ…」とこれまた急に親切な道案内人へと変化したのである。
これが、私が初めて出会ったバリの、悪徳警官であった。
おそらく奴らはこのような手で日々、副業に励んでいるのだろう。
途上国の警官や役人は本業からの収入が薄給なので、職権を乱用しての
副業収入に勤しんでいる輩が大変多いそうである。
「君主、危うきに近寄らず」は基本だが、向うから突然やって来る災いは
避けようがない場合もある。
安易にお金を払うのも問題だが、しかし、時間と場所、また相手によっては、
いくらかのお金を払い、とっととその場を離れる方が賢明な場合もあるような
気がしている。
市内をバイクで走行中、突然、バイクに乗った警官風の2組に追い越され
止まるように合図されたのだ。「何事か」と思い、路肩に止まると、2人が
近づいて来て「我々はポリスだ。さっき右折する時に、やや大回りに回った
だろう…」と何やら言いがかりを付けてきた。
要は、いくばかの金銭をふんだくろうという、悪徳警官である。
バリにはこのような悪徳警官が多いということを、以前から聞いていたので、
終始落ち着いて対応することにした。
まずは、「ポリスのIDを見せてくれ」と言うと、ちゃんと写真付きのIDを
出してくれたので、それをまじまじと確認する。どうやら本物のようだ…多分?。
すると、今度は警官が「国際免許証を見せろ」ときた。そんなものは
持っていないのだ。仕方なく日本の免許を見せると、「国際免許が必要
だ」という。本当かどうかは知らないが、こちらも開き直り「日本人
観光客は必要ないと、インドネシアの観光省が言っている。確認してくれ」
と突っぱねると、「それなら我々と一緒に署まで来い」と言う。
後で考えると、ここで奴らは、当然こちらが拒否すると踏んでいた
ように感じた。おそらくその後、金の話をするつもりだったのだろう。
しかし、こちらは「わかった。署まで行く。その後日本領事館に電話する」
と言うと、一瞬考え、「場所はこの近くではなくて、デンパサールだという」
デンパサールはここからバイクで30分もかかるのだ。
この時点で、悪徳警官撃退を確信した。当然のように「わかった、今から
デンパサールの警察署まで行こう」と言うと、何やら2人は相談し始めた。
そして2人は、「ここでペナルティーを払へ」と一気に態度を変えた。
こちらは「嫌だ。何のペナルティーなのか理解できない、警察署で話そう」
と断固突っぱねると、急にモゴモゴし始め「これから何処にいくのか?」
と聞いてきた。
「ジンバランのホテルに戻るのだ」と伝えると「それなら次を左に曲がり、
2本先を右に曲がれ…」とこれまた急に親切な道案内人へと変化したのである。
これが、私が初めて出会ったバリの、悪徳警官であった。
おそらく奴らはこのような手で日々、副業に励んでいるのだろう。
途上国の警官や役人は本業からの収入が薄給なので、職権を乱用しての
副業収入に勤しんでいる輩が大変多いそうである。
「君主、危うきに近寄らず」は基本だが、向うから突然やって来る災いは
避けようがない場合もある。
安易にお金を払うのも問題だが、しかし、時間と場所、また相手によっては、
いくらかのお金を払い、とっととその場を離れる方が賢明な場合もあるような
気がしている。
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