ひと昔前にうつと言えば、玉を打つ、博打を打つの、
打つが連想されたが、それが今や、うつと言えば、心の病の鬱、
うつ病のほうが主流になりつつある。
先日、うつ病のカウンセラーの方と話をする機会があった。
私の知人にも数人、心の病を患っている方々がいることもあり、
何かの為になればと耳を傾けた。
普通の病気と違って、薬を飲めば治るというものでは無いのは、
知っていたが、充分に静養しながら、時間を掛けてじっくりと
心の病と向き合うことから始めるらしく、平均すると完治までに、
最低1年は、掛かるそうである。
そして、最も掛かりやすいのは、30代だそうだ。
30代といえば会社では、ある程度責任のある仕事を任され、
部下の面倒も見ながら、上からの目標もクリアして行かなければ
ならない大変な時期である。
また私生活でも、結婚、出産、と家庭への責任も生まれ、
仕事も辞めるに辞められなくなってくる。
この積み重なった、責任への重圧が心の負担となり、バランスを崩して
しまうのであろう。
また、家のローンを組んだ途端、うつになる方もいるそうである。
一見、笑ってしまうが、本人にとっては笑えない話ではある。
我々日本人は、もう少し楽に生きてはいけないものなのだろうか?
されど人生だが、たかが人生である。
所詮、「人生死ぬまでの暇つぶし」、という感覚で、軽やかに
生きていきたいものである。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます