ミャンマーチーク屋さんのわが道を行く

日々の出来事と旅と愚痴と文句を勝手に語る日記。

インドの話

2021-09-01 20:34:36 | 時事(海外)
ちょっと前まで、日に40万人もの感染者が出ていたインド。

街は酸素ボンベを求める人で溢れかえり、死者の数も膨大で火葬も追いつかないほど悲惨な状態ったと報道されていた。それが今や、すっかり回復、皆、自由に外で食事を楽しんでいるのだとか…。というのは、5月の時点で感染者が頭打ち、その後は感染者数が減り続け、今では日に3万人ほどだという。案外3万人って多いじゃんと思うけれど、インドの人口って13億に近いわけで、人口比で見れば全然たいしたことないということになる。ちなみにワクチン接種率は1割ほどだ。

にもかかわらず、ここまで減っているのは、まさにこれが集団免疫獲得のおかげだという。インドの7~8州での調査で、およそ70%が抗体を持っているという結果が出たとのこと。人口で言えばインドの人口13億人に対しておよそ9億人が抗体を持っているということになり、これが感染減少につながっているようだ。ある意味、集団免疫は理想だが、インドはその代償として死者数が政府の公表で表向き40万人、アメリカでの調査では400万人という数を出してしまっている。これを見れば結して成功とは言い難い集団免疫だが、自然感染で集団免疫を獲得しようとすると、こういう事例になるという、一つの参考例でもある。

また、インドではこれによって人口の7割強の人が感染してしまったということも判明できたことになる。とすると、インドと同じようにワクチン接種率が低く、衛生面や医療が脆弱な国では人口の7割とか8割が感染してしまうんだなと…。だとしたら世界にはこういう国があとどのくらいあるのかと疑問に思う。アフガニスタンではタリバーンの再来で、その混乱ぶりばかりが報道されるが、この国でのコロナの感染状況はまったくと言っていいほど伝わってこない。医療施設はインドよりも乏しいと思われるが、一体どうなっているんだろう?タリバーンの集団にクラスターが発生して、滅亡なんてことにはなれば、それはそれでいいのに…。

先日、うちが入居している商業施設の飲食店で集団感染が出た。

こうやって見ると、少しずつ感染が差し迫ってきているのかなと思ったりもする。あまり気にしてはいないけれど…。

9月も始まり、暑さもひと段落かな…。


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