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ミャンマーチーク屋さんのわが道を行く

日々の出来事と旅と愚痴と文句を勝手に語る日記。

北海道 知床編

2020-11-25 20:04:59 | 旅行(国内)
晩秋の知床。

宿泊はウトロに2泊。天気には恵まれたが、様々なネイチャートラベルは、すでに時期遅しでほとんど終っていた。羅臼に抜ける知床峠へも知床五湖へも行けず、ウトロのネイチャーセンターで長靴を借り、2時間のトレッキングをしただけ。知床と言えばヒグマだが、こんなプチトレッキングでも「出会うときは出会うので、気を付けてください…」と注意を受ける。けれど、出会ったのはエゾリスだけだった。それでも、知床の自然はほんとうに気持ちよかった。

その後、羅臼へ。本来なら知床峠を通れば35キロ程度の距離なのに一度、斜里の方から迂回しなければならず100キロ以上走ってやっと到着。海を挟んで国後島が良く見える羅臼、2月には流氷がやってくるらしい。どうせなら流氷の羅臼のほうが見てみたい。ここでも国後島が良く見える展望台へ向かう。北方領土にはうんざり気味の妻と子供がいなければ、飽きるまで居たかったが仕方ない。

やはりここでも、いつか国後島から羅臼も眺めてみたいと思った。ちなみに国後島へはサハリンのユジノサハリンスクから、表向きはツアーという形で2泊3日、56,000円程度の費用で案外、簡単に行けるようだ。これには南クリルへの許可証など諸々込みの価格だという。

昨年だったか、アベベがプーチンとの領土交渉の中で過剰に期待感を持って挑み、あたかも2島が返ってくるような一時があった。ふたを開ければ微塵たりとも進展などなく、完全に勇み足で終わったが、この出来事でロシアは本気で返す気などないと、多くの人が感じたように思う。

今となってはソビエトが崩壊したとき、あの時しかチャンスはなかったのではないかと思える。当時、困窮していたロシアに対して、経済援助とプラスしてお金で買うくらいの条件で2島は返ってきたのかなと。それでも国後と択捉島は返さなかっただろうと思うけれど…。

まぁ、たとえ返ってこなくとも、将来的にはビザなしで簡単に船で行き来ができるようになれば、知床ももっと賑わうだろうし、根室からも色丹島などへ船で行けるようになれば、道東自体がもう少しは経済的に潤うのではないかと思ったりした。

北海道は本当に過疎化が酷いと思う。なんとなく日本の将来を見てるような、本土も地方はどんどんあんな風になっていくのではないかとちょっと不安になった。その後、雪の中、知床から摩周湖と阿寒湖に寄って釧路へ戻った。

gotoでもうちょっと旅行者も多いのではと思ったが、道東は本当に少なかった。やっぱり札幌に集中するのかな。

タイが8度目の緊急事態宣言の延長を発表した。来年1月15日までだという。香港とシンガポールのトラベルバブルも香港の感染者増で延期されたようだった。

アジアはなかなか開かないなー。

もう、落胆しかない。

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