タイが洪水で本当に大変なことになっている。
そして、その陰に隠れて地味な報道に留まってはいるが、
トルコ東部のワンでは大地震に見舞われている。
普通ならワンなどという場所が日本の新聞の一面に載る
など考えられないところだが、私にとっては2度訪れたこ
とのある思い入れ深いところである。
最初は94年だったか。黒海に面したトラブソンという町の
本屋さんでトルコの写真集を見ていたところ、一枚の写真
に目が留まった。
それが「ワン湖」という湖の写真だった。近くには石作りの
小さな教会らしきものも写っていた。
何ていうか、それはもう、とにかく神秘的に見えた。と、いうか、
「これは絶対、見ないとダメだろうと…」と思った。
そして、翌日、早々ワンへ向かったのだが、着いたワンは
とにかく寒かった。3月なのに雪もちらつき、思い描いていた
美しいはずのワン湖は、どんより曇っていて鉛色のただの湖
だった。観光客など誰もおらず、町も死んだように静まり返り
寂しい限りであった。
「おかしい、あの写真は合成だったのか…?」と、一瞬、疑ったり
もしたがその時は、「きっと、あれは夏の時期だったのだろうと、
また、今度、夏に見に来ればいいか…」と、勝手に結論付けてワン
を後にした覚えがある。
それから4年後、今度はトルコからイランへ向かう途中にワンに立ち
寄った。季節は6月だったが、やはり寒かった。雪こそ降らなかった
が、聞くところによると、夏でも雪が降るときもあるらしかった。
結局、その時も4日ほど晴れを待ったが、曇りのままで鉛色のワン湖
しか見ることができなかった。しかし、おかげでやることもないので
、小さな町を隅々まで歩き回り、ハンマム(トルコの垢すり)に行っ
たりして結構、楽しかったと記憶している。また、このあたりは、ト
ルコで弾圧されているクルド人という少数民族(結して少数ではない)
も多く、トルコ南東部は他のトルコの町とはやや趣が異なっている。
あの町が全壊してしまったのだろうか…?
13歳の少年が108時間ぶりに救出されたそうだが、今後、死者は現在の
500人程度よりずっと増えるだろうと思われる。
今年はニュージーランドの地震や日本の津波、そしてタイの洪水に
トルコの地震と立て続けに天変地異である。
なんだか人間の身勝手な乱開発に、地球が怒っているように思えて
ならない…。

そして、その陰に隠れて地味な報道に留まってはいるが、
トルコ東部のワンでは大地震に見舞われている。
普通ならワンなどという場所が日本の新聞の一面に載る
など考えられないところだが、私にとっては2度訪れたこ
とのある思い入れ深いところである。
最初は94年だったか。黒海に面したトラブソンという町の
本屋さんでトルコの写真集を見ていたところ、一枚の写真
に目が留まった。
それが「ワン湖」という湖の写真だった。近くには石作りの
小さな教会らしきものも写っていた。
何ていうか、それはもう、とにかく神秘的に見えた。と、いうか、
「これは絶対、見ないとダメだろうと…」と思った。
そして、翌日、早々ワンへ向かったのだが、着いたワンは
とにかく寒かった。3月なのに雪もちらつき、思い描いていた
美しいはずのワン湖は、どんより曇っていて鉛色のただの湖
だった。観光客など誰もおらず、町も死んだように静まり返り
寂しい限りであった。
「おかしい、あの写真は合成だったのか…?」と、一瞬、疑ったり
もしたがその時は、「きっと、あれは夏の時期だったのだろうと、
また、今度、夏に見に来ればいいか…」と、勝手に結論付けてワン
を後にした覚えがある。
それから4年後、今度はトルコからイランへ向かう途中にワンに立ち
寄った。季節は6月だったが、やはり寒かった。雪こそ降らなかった
が、聞くところによると、夏でも雪が降るときもあるらしかった。
結局、その時も4日ほど晴れを待ったが、曇りのままで鉛色のワン湖
しか見ることができなかった。しかし、おかげでやることもないので
、小さな町を隅々まで歩き回り、ハンマム(トルコの垢すり)に行っ
たりして結構、楽しかったと記憶している。また、このあたりは、ト
ルコで弾圧されているクルド人という少数民族(結して少数ではない)
も多く、トルコ南東部は他のトルコの町とはやや趣が異なっている。
あの町が全壊してしまったのだろうか…?
13歳の少年が108時間ぶりに救出されたそうだが、今後、死者は現在の
500人程度よりずっと増えるだろうと思われる。
今年はニュージーランドの地震や日本の津波、そしてタイの洪水に
トルコの地震と立て続けに天変地異である。
なんだか人間の身勝手な乱開発に、地球が怒っているように思えて
ならない…。
