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ミャンマーチーク屋さんのわが道を行く

日々の出来事と旅と愚痴と文句を勝手に語る日記。

帰還

2010-06-13 13:15:37 | 時事(国内)
小惑星探査機「はやぶさ」が帰ってくる。

星の数ほどある小惑星の中のひとつに2年かかってたどり着き、
試料を採取して再び地球に帰還する。

そのミッションだけでも気が遠くなる話だがエンジンが壊れ、
姿勢制御装置が壊れ、通信が途絶え4年で帰るところを7年か
かけて満身創痍での帰還である。

何だか、「宇宙戦艦ヤマト」のようだ。

そのような境遇からか、彼を擬人化した「はやぶさ君の冒険
日誌」が人気になり、「動画」ができ「プラモ」ができ、
あげくには「はやぶさ迎え酒」なるものまででき、何だか
日本中大騒ぎである。

しかし、継続して飛ばす予定であったはやぶさ2号は飛んで
いない。本来なら3年前に終了していたミッションだが、今だに
構想段階となっているそうだ。

国がお金を出してくれないからだろうか?
ましてや今週からは「どうして2位じゃ駄目なんですか?」
の方が行革大臣である。

確かに「はやぶさの旅」には感動はするが、我々には成果が
わかりにくいのは確かだ。イオンエンジンを実用化した、とか
地球スイングバイの成功など難しいこといわれても、さっぱり
わからない。

「10年以内に人類を月に…」とケネディが吼えた時代と違う、と
いうのはわかる。生きているうちに、月旅行くらいは実現しそう
だが、私が行くことはないだろう。 

つくづく技術の未来が見えにくい世の中になったものである。

宇宙開発は、10年以上のスパンで考えなければならないと言われる。
せっかくやってきたことを、途切れさせてはもったいないではないか。

ともかく、はやぶさの帰還は、今日の夜である。

はやぶさ自身は燃え尽きるが、抱いて帰ったカプセルは砂漠に
落ちてくる。

中身が楽しみだ。




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