日本航空が大変なことになっている。現在、国の支援を
受け再建を目指しているが、どうもこれだけでは足らない
らしい。米国の航空会社との提携で更なる支援を要望中だ。
それが、アメリカンかデルタか?ということである。
一昔前、その国を代表する航空会社をナショナルフラッグ
キャリアと呼んだ。JALは1987年に国営から民営化された後、
全日空の追随はあったが、それでも今日まで日本のナショナル
フラッグキャリアであり続けた。
しかし、時代と共に空の世界はものすごい速さで変化している。
これからは、いわゆるメガキャリア(規模の大きな航空会社)
の時代ではなく、全世界的にLCC(ローコストキャリア)の
時代が来ると言われている。LCCは、機内サービスを有料化、
簡略化することで、最大限運賃を格安で提供している航空会社
のことである。
すでに欧米ではLCCがメガキャリアを買収するような記事も
見かけるが、近年はアジアでもLCCの活躍は目覚しく、急速に
拡大している。日本は人件費や空港の離発着料金が高額な為
LCCの就航が他のアジア諸国よりかなり遅れているのが現状
である。
それでも、近年オーストラリアのジェットスターやフィリピン
のセブパシフィックなどのLCCが就航し、やっと日本からも
飛べるようになった。
基本的にLCCの航空券はパソコンで購入し、決済はクレジット
カードである。ちなみにどれくらい安いのかセブパシフィック航空
のサイトにアクセスして運賃を確認してみた。出発日によって
異なるようだが、関空ーマニラで片道およそ1万6千円、これに
諸経費、サーチャージなどが加わり2万円程度である。
通常の格安航空券なら往復で3万円程度からと考えると必ずしも
安いとは言えない価格である。これはLCCが基本的に片道ベースで
価格設定をしている為で、この点があらかじめ往復でかつ帰国日を
決めなくては出発できない格安航空券とは異なっている。
つまり、単純往復の旅行には格安航空券のほうが安く、あちこち
寄りながら旅行したいという派にはLCCが適していると言える。
ちなみに、セブパシフィック航空でマニラからバンコクまで
飛ぶとおよそ1万円である。同じくクアラルンプールまでも
1万円であった。一概には言えないが、現在飛んでいる世界の
LCCの平均的は価格は、4時間乗って1万円から1万5千円だそう
である。そう考えると関空―マニラの4時間で2万円は平均値より
若干高い。これは日本側の設備使用料などが原因だと思われる。
今年、このLCCのみを使って世界一周を試みた方がいた。日本
からマニラ/クアラルンプール/シンガポール/バンガロール(インド)
/シャルジャ(UAE)/アレキサンドリア(エジプト)/アテネ/ロンドン
/ダブリン(アイルランド)/ニューヨーク/ロサンゼルス/東京と回って
およそ21万円だったそうだ。通年で販売されている最も安い世界
一周航空券と比べても3分の2ほどの価格だ。
今のところ、米国から日本までの太平洋線にはLCCは飛んでいな
いのでここは通常の航空会社利用だったとのことである。
東南アジアではタイミングさえ合えば国内線で1000円未満、
国際線で3000円などという長距離バス並の料金の区間もある。
もうそんな時代なのである。
話が、全く関係ない方向へ飛んでしまったが、LCCの事情を
知れば知るほど、既存の大手航空会社にとっての未来は決して
明るいものではないと思える。政府が守らなければ生き残れない
JALなどは、思い切った体質改善が必要だろう。黒字化だけを
目指すなら、ありえないだろうが、この際ブランドを捨てLCCで
生まれ変わるのも一考ではないのか。
なんだか、タイへの航空券を探しているうちにどんどん余計な
ことをしてしまった…。
いつか日本でも、3000円で沖縄や北海道へ行ける日が来るかも
しれないなどと、勝手に思っている次第である。

受け再建を目指しているが、どうもこれだけでは足らない
らしい。米国の航空会社との提携で更なる支援を要望中だ。
それが、アメリカンかデルタか?ということである。
一昔前、その国を代表する航空会社をナショナルフラッグ
キャリアと呼んだ。JALは1987年に国営から民営化された後、
全日空の追随はあったが、それでも今日まで日本のナショナル
フラッグキャリアであり続けた。
しかし、時代と共に空の世界はものすごい速さで変化している。
これからは、いわゆるメガキャリア(規模の大きな航空会社)
の時代ではなく、全世界的にLCC(ローコストキャリア)の
時代が来ると言われている。LCCは、機内サービスを有料化、
簡略化することで、最大限運賃を格安で提供している航空会社
のことである。
すでに欧米ではLCCがメガキャリアを買収するような記事も
見かけるが、近年はアジアでもLCCの活躍は目覚しく、急速に
拡大している。日本は人件費や空港の離発着料金が高額な為
LCCの就航が他のアジア諸国よりかなり遅れているのが現状
である。
それでも、近年オーストラリアのジェットスターやフィリピン
のセブパシフィックなどのLCCが就航し、やっと日本からも
飛べるようになった。
基本的にLCCの航空券はパソコンで購入し、決済はクレジット
カードである。ちなみにどれくらい安いのかセブパシフィック航空
のサイトにアクセスして運賃を確認してみた。出発日によって
異なるようだが、関空ーマニラで片道およそ1万6千円、これに
諸経費、サーチャージなどが加わり2万円程度である。
通常の格安航空券なら往復で3万円程度からと考えると必ずしも
安いとは言えない価格である。これはLCCが基本的に片道ベースで
価格設定をしている為で、この点があらかじめ往復でかつ帰国日を
決めなくては出発できない格安航空券とは異なっている。
つまり、単純往復の旅行には格安航空券のほうが安く、あちこち
寄りながら旅行したいという派にはLCCが適していると言える。
ちなみに、セブパシフィック航空でマニラからバンコクまで
飛ぶとおよそ1万円である。同じくクアラルンプールまでも
1万円であった。一概には言えないが、現在飛んでいる世界の
LCCの平均的は価格は、4時間乗って1万円から1万5千円だそう
である。そう考えると関空―マニラの4時間で2万円は平均値より
若干高い。これは日本側の設備使用料などが原因だと思われる。
今年、このLCCのみを使って世界一周を試みた方がいた。日本
からマニラ/クアラルンプール/シンガポール/バンガロール(インド)
/シャルジャ(UAE)/アレキサンドリア(エジプト)/アテネ/ロンドン
/ダブリン(アイルランド)/ニューヨーク/ロサンゼルス/東京と回って
およそ21万円だったそうだ。通年で販売されている最も安い世界
一周航空券と比べても3分の2ほどの価格だ。
今のところ、米国から日本までの太平洋線にはLCCは飛んでいな
いのでここは通常の航空会社利用だったとのことである。
東南アジアではタイミングさえ合えば国内線で1000円未満、
国際線で3000円などという長距離バス並の料金の区間もある。
もうそんな時代なのである。
話が、全く関係ない方向へ飛んでしまったが、LCCの事情を
知れば知るほど、既存の大手航空会社にとっての未来は決して
明るいものではないと思える。政府が守らなければ生き残れない
JALなどは、思い切った体質改善が必要だろう。黒字化だけを
目指すなら、ありえないだろうが、この際ブランドを捨てLCCで
生まれ変わるのも一考ではないのか。
なんだか、タイへの航空券を探しているうちにどんどん余計な
ことをしてしまった…。
いつか日本でも、3000円で沖縄や北海道へ行ける日が来るかも
しれないなどと、勝手に思っている次第である。
