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ミャンマーチーク屋さんのわが道を行く

日々の出来事と旅と愚痴と文句を勝手に語る日記。

日の出食堂

2008-06-14 19:50:15 | つぶやき
昨日は、用事で知多半島へ行ってきた。
午後の1時過ぎに着いたので、遅めのお昼ということで、
目の前にあった一軒の食堂に入った。

その名も「日の出食堂」

お店の外見からして、30年ほど前にタイムスリップしているのだが、
中に入ると、そこは完全に昭和40年代くらいで時間が止まっている
感じである。それも今流行りの昭和をリメイクしたなどというものではなく、
正真正銘の昭和である。

板で出来たメニューや、テーブルも椅子も内装も完璧に、まだ小さい頃には
たくさんあった汚い町食堂のままである。油の汚れ具合も、テレビの位置も
何もかもほんとうに懐かしかった。

また、中にいたお客も実に渋かった。あごひげを伸ばした中年の男性と
疲れ果てた風貌のおばちゃんがそれぞれ離れたテーブルで、つまみを肴に
ひとりでビールを飲んでいた。

やる気のなさそうなおばちゃんにカツ丼を頼むと、出来上がるまでに
異様に時間がかかったのだが、なんだかその待ち時間が気持ちよくて
本当に不思議な時間を過ごさせていただいた。

食べ終わりお金を払うと、おばちゃんは、ざるの中から小銭を取り出して
渡してくれた。そんなところもほんとうに懐かしかった。

ただ…

頼んだカツ丼は、あまりにも不味くひどい味であった。

しかし、もしもこの店が近所にあったら、また行って
しまうような気がした。(つぶれない理由はこれか?)

そう考えると、やはり雰囲気は大事である。










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