忘却への扉

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少女の夢

2006-05-23 | 平和を
 【平和への夢】自爆攻撃にまきこまれた少女の日記 原詩 バット・ヘン シャハク 著者 「平和への夢」出版委員会 発行所 PHP研究所 に逢った。
 [平和の実現を祈る子どもの切なる詩を世界の大人はどう受け取り、立ち上がるのか。]と帯にはあったが、大人にこの少女ほどの理性があれば、平和が夢ではなくなるのに。
 ちょうど十五歳の誕生日に友だち二人と共に、自爆テロの犠牲となったイスラエルの少女バット・ヘン。生きていて欲しかった彼女の姿を本の中に見る。
 小学校二年生の時の祈りには[戦争がありませんように。平和でありますように]ともある。そして無くなる三ヶ月前、[わたしにも夢がある――この世が平和になること。]と詩の一節に書いている。
 なぜこんなにまで願い続けた命が奪われたのか。少女の両親は悲しみや恨み続けるのではなく、娘さんの心と共に行動する。
 「和平へのイスラエル・パレスチナ遺族の会」もその一つ。[愛する人を亡くした「痛み」を共通項にして、分かり合おうとしている会]ご両親の広島平和公園での写真もあった。

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