《 検証 秘密保護法 》 【 密約・スパイ発言削除 】 《 諮問会議議事要旨 情報開示 消極的 》 2014/2/23 地方紙記事より
[政府が、特定秘密保護法に関する有識者会議「情報保全諮問会議」の議事録から、日米密約やスパイ事件に関する発言を削除していたことが22日分かった。情報公開請求に応じて開示された議事録で判明した。
安倍晋三首相は国会審議で議論の内容公にする答弁したが、実際の運用に当たり情報開示に消極的な姿勢が浮き彫りになった。
首相官邸で1月17日に開いた初会合の1週間後に政府が公開した議事要旨はA4判5枚で、14枚ある議事録を大幅に圧縮。発言者名も伏せられた。
議事録で明らかになったのは、首相の日米密約に関する発言と、座長を務める渡辺恒雄読売新聞グループ本社会長・主筆が過去のスパイ事件に触れた部分だ。
密約に関し首相は「自分は(2005年に)官房長官、(06年に)に首相になるが、その文書は一回も見せられたことはない。説明もされてない。ずっと何年もそのままだったことはおかしい」と指摘した。
渡辺氏は1979年に発覚したソ連国家保安委員会(KGB)ノレフチェンコ少佐によるスパイ事件に関与したとされる記者に言及し「当時の後藤田正晴官房長官は私に記者を解雇するように言ってきた。政府の言う通りに処分したとは思われないよう、時期を置いてから記者を移動させた」と明らかにした。]
[政府が、特定秘密保護法に関する有識者会議「情報保全諮問会議」の議事録から、日米密約やスパイ事件に関する発言を削除していたことが22日分かった。情報公開請求に応じて開示された議事録で判明した。
安倍晋三首相は国会審議で議論の内容公にする答弁したが、実際の運用に当たり情報開示に消極的な姿勢が浮き彫りになった。
首相官邸で1月17日に開いた初会合の1週間後に政府が公開した議事要旨はA4判5枚で、14枚ある議事録を大幅に圧縮。発言者名も伏せられた。
議事録で明らかになったのは、首相の日米密約に関する発言と、座長を務める渡辺恒雄読売新聞グループ本社会長・主筆が過去のスパイ事件に触れた部分だ。
密約に関し首相は「自分は(2005年に)官房長官、(06年に)に首相になるが、その文書は一回も見せられたことはない。説明もされてない。ずっと何年もそのままだったことはおかしい」と指摘した。
渡辺氏は1979年に発覚したソ連国家保安委員会(KGB)ノレフチェンコ少佐によるスパイ事件に関与したとされる記者に言及し「当時の後藤田正晴官房長官は私に記者を解雇するように言ってきた。政府の言う通りに処分したとは思われないよう、時期を置いてから記者を移動させた」と明らかにした。]