忘却への扉

 日記? 気づいたこと 何気ないひとこま 明日への伝言 願い 子供たちに 孫たちに そしてあなたに・・ 

連絡せずに当日

2010-04-10 | 共に
 桜の花が満開の3月下旬の集会で、花見を例年通り4月上旬に行うことに決定した。『花見じゃ言うても、その日になったら花は散っとらい』そうかも知れないが、少しは残っているだろうし葉桜もいいもんだ。
 参加する気ではいたが出席するか欠席か連絡の締め切り日は3月末、電話が通じず期限切れになる。なぜ留守なのかもしかして病人でもと心配する。弁当は自分で用意し持って行けばよいだけのことだ。
 花見の日が近づいて弁当のことを話すが機嫌が悪く前夜になっても無言に、参加を諦め居間を出ようとした時『買いに行かないの』の言葉を聞いた。すぐに「行く」と返事する。
 いろんな安売り食品他を買って帰り冷蔵庫に詰め込んだ。翌日の昼前に1人分を容器に入れ、歩いて集会所に到着。桜の花びらは舞い降りているが、まだまだ見ごろは過ぎてない。
 昨年は留守が続いて、この桜の花は見ずに済んだ。『あれっ、どうした1人か?みんなで来ればいいのに』何人もの人から言われた。私も家族で参加したいのだが気持ちは通じず、せめて私だけでも地区の皆さんと一緒の時間を過ごしたかった。
 座る場所によっては桜の花の見えない室内だが、大勢の参加者には家族連れも多くにぎやかだ。幼児や子供たちの様子を見れただけでも嬉しくなれた。『○ちゃんよ、また来年も花見しょうな』と数人に言ってもらった。