忘却への扉

 日記? 気づいたこと 何気ないひとこま 明日への伝言 願い 子供たちに 孫たちに そしてあなたに・・ 

お迎えに

2009-02-03 | 日々
 初めて孫を迎えに行った。夕方5時前の時間帯、小学校から歩いて帰るからと聞いていた。朝は前回に集団登校の集合場所まで見送ってはいる。
 子供の足で約40分の距離を、孫も一人で歩くのは寂しいだろう。私もたまには、お迎えで孫をびっくりさせたくもなる。わが子さえ学校への送迎をした記憶はなく、せめて孫でもの思いもある。
 道路脇の所々に通学路の標識がある。この辺だったがと、立ち止まる。横の住宅の檻に入っている犬が数回吠えた。
 その奥の方から、もう一匹がかけて来る。放し飼いだが囲いのない庭を出ようとはしない。私に近寄り様子をうかがっている。
 声をかけるといい顔だ。飼い主が気付きやって来た。初対面で犬の話に花が咲く。3匹の犬が居る家。性格は皆違い。1匹は家の中で、兄犬は檻のなか、妹犬は外で。
 放し飼いの犬の優しそうな顔と太り気味の体型、わが家の犬にもよく似ている。犬の話からから私の県の話まで、戻らない孫のおかげで地元の人と親しい会話ができた。
 行き違いかもと家に帰るが、誰も居ない。暗くなってくるのと、救急車の音に心配は長い。やっと孫姉弟はこちらの祖父の車で帰宅した。急に疲れが出るほど賑やかになる。