忘却への扉

 日記? 気づいたこと 何気ないひとこま 明日への伝言 願い 子供たちに 孫たちに そしてあなたに・・ 

残したら

2005-12-22 | 共に
 あることに長く携わってきた人の遺品が見つかった。押し入れの床が抜けるほどの貴重な資料が残されていたという。ノートに書かれた日記から小さな紙切れのメモ、使えなかった勝訴の文字まで・・・との記事。
 社会に自分がどう関わったか、その生きざまのほとんどを残し託せる人は幸せだと思う。自分の信念を持ち続けた証しでもある。
 個人もそうだが組織やグループ等が活動を停止する時、その集団の財産とも言える行動の指針や実情など含め伝える価値のある資料はどうなるのだろうかと気になる。
 その場所に資料館とかとして残せるものができればよいが、遠く初めての町を通るときなどにそのような施設を見ることがある。たまに立ち寄り特別の思いに会えた感情。自分も一緒にいたような身近な気持ちになれることがある。残してあるからこそのこと。
 過去を消してたり作り替えたりした方が都合がよい人たちが目立つようだ。だからこそ小さくても消さず残すことも大切だと思う。