goo blog サービス終了のお知らせ 
不適切な表現に該当する恐れがある内容を一部非表示にしています

八丈島のおいしい暮らし

毎日のごはん作りと島暮らしに役立つ情報を
八丈島のスーパーあさぬまからお届けしています

gooブログのテンプレート変更に関するお知らせ

2008年12月17日 13時49分09秒 | お知らせ
八丈島のヤギ肉を使ったネパール料理を更新中ですが、
当ブログが使用しているgooブログのテンプレートについて、
いろいろ変更がありましたので、取り急ぎ、お知らせをいたします。



gooブログの「カスタムレイアウト」テンプレート化計画に伴い、
第1弾の移行が本日完了した模様で、

今まで使用していたレモンのテンプレートにも変更が多々加わりました。

サイドバーに只今使用している「クリスマスまであと00日」や
天気予報などのブログパーツの貼り付けができるようになった等、
変更があって便利になった点も多々あるのですが、
今まで使用していたテンプレートの文字サイズ、記事幅、フォント、
リンク記事にアンダーバーが表示されるなどの細かい点が気に入って
使用していましたので、その辺りが大雑把に変更になったことは残念です。
変更後のレモンのテンプレートはあまりよくありません。
しかも、その設定はこちらからは直すことができません。

クリスマス間近ですので、一時的にテンプレートをクリスマス仕様に変更して、
この間に、これから使用するテンプレートについては検討をいたします。
しばらく(わたしの空き時間に)テンプレートのテストをいたしますので、
落ち着かないことがあるかと思いますが、どうぞご了承くださいませ。

ブログパーツを貼り付けたことで、全体の画像表示が重くなっていませんか?
また、見づらい点やテンプレートが崩れて表示されるなど、
なにか不都合がありましたら、コメント欄までお知らせくださいますように
お願いいたします。※ブログ内検索は只今できません。

みなさま、どうぞよろしくお願いいたします。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

命をいただくという事

2008年12月17日 10時19分25秒 | 島料理/島の幸
●命をいただくという事
ネパール山村と東京中央卸売食肉市場でのお話
ネパール山村映像&トーク&

八丈島から持ってきたヤギ肉をネパール料理にして食べよう!ランチ

11月30日(日)に、こだわりのネパール家庭料理レストラン「ホワイトヒマラヤ」で
行われたセミナー&イベントの模様を、このイベントに参加された
「あさぬま」社長takabouが撮影された画像でご紹介いたします。


ホワイトヒマラヤ(東京・駒込)

 ホワイトヒマラヤ (ネパール家庭料理レストラン/HP)  クリック

◎玉川学園のこだわりのネパール家庭料理レストラン「天空の舞い」の2号店です。

 天空の舞い (ネパール家庭料理&ネパール民族伝統舞踊/HP)

当ブログの「八丈島のヤギ肉を食べましょう!」の記事にコメントをいただいたご縁で、
八丈島からヤギ肉を送らせていただくことになりました。
ネパール舞踏家(和光大学講師)の岡本マルラ有子さんのご主人が経営される
こだわりのネパール家庭料理店です。


ホワイトヒマラヤ(東京・駒込)

インド料理とタイアップしたネパール料理店が多い中、
「天空の舞」と「ホワイトヒマラヤ」は、ネパール独自のお料理にこだわり、
ネパール本来の素晴らしい芸能文化と食文化を広めていこうと
8年前よりお店と教室を開いて、各地公演・講演活動等も行われているそうです。


ネパール人のお料理人の方々

岡本マルラ有子さんのご主人は、ネパールのカトマンズから西へ200キロの観光地
ポカラからさらに西へバスで2時間、そこから歩いて6時間の山村で生まれ育ちました。
60民族もいる多民族国家ネパールの中で、ご主人はタクリー族という少数民族出身です。
カーストや地域によって食文化が違うそうですが、
ネパール国内で一番ポピュラーな食肉はトリとヤギと水牛だそうです。

「ホワイトヒマラヤ」は、ご主人の弟さんが近頃新しく開店されたお店です。


セミナー資料

都内の食肉工場の方のミニ講演(牛や豚の内臓や血が大量に日々破棄されている現状、
その経費は我々の税金によって賄われているというお話)も行われたそうです。


八丈島から送ったヤギ肉を料理する

本来は、ヤギ肉を丸ごと一頭送り、お店で解体の模様をお見せしたかったのですが、
ある程度解体してからでないと配送用のハッポーに収まらないために、
八丈島で(なるべく大きめのパーツに)解体してからお送りしました。
発送前に当ブログに掲載したヤギのモモ肉をさばいておられるところですね。


八丈島から送ったヤギ肉を料理する

●ヤギはネパール語で
・去勢されていないオスがBokaa(ボカ) あるいは Baakhraa(バクラ)
・去勢されているオスはKhasee(カシ)
・ヤギ・羊・豚・鹿などのメスはPaathee(パティ)

◎ネパールがどこにあるかご存知ですか?

 ネパール (Wiki)  クリック

 ネパール連邦民主共和国 (外務省)  クリック

◎岡本マルラ有子さんから、メールで教えていただいた情報です。
●ネパールは北海道2つ分の国土しかありません。
その内氷河や雪、その溶けた水がごうごうと深い谷を削って流れている河川、
湖や池などを除くと、陸地が国土の50%(要するに北海道1個分)といわれています。

●ネパールには世界中の気候が備わっています。
小さな国ネパールは北から南まで平均して120キロしかない距離なのに、なんと!
チベットとの国境があるヒマラヤ山脈、エベレスト(ネパール語でサガル・マータ。
ちなみにチョモランマはチベット語名です)8850M(3年ほど前中国が測り直し
8848Mから記述が変わりました)~インド国境にある平野部の海抜60M地帯
(東京・恵比寿と同じくらいの海抜です)までという激しい標高差があるのです。
 
小さな国の中でも、標高が違って気候も違えば、植生(自然のものも、田畑の作物も)
はもちろんのこと、動物生態(南にはトラやサイ、野生のゾウなど。北には白ヒョウ、
オオカミなど)も育てられる家畜も地域によって違います。

またネパールには60民族、70言語、ヒンドゥー教徒、仏教徒、自然信仰、祖霊崇拝、
原始宗教的なものまであり多種多様な文化を作り出しています。
民族や地域や、宗教や文化・慣習によって食べるものが違ったりするのです。

●ネパールの地域性についての話を語る時、3地域に分けます。
・南の平野部地域(インド国境付近)
・中央の中部山岳地帯(首都のカトマンドゥ1350Mもこの地帯に含まれます)
・北のヒマラヤ山岳地帯

●南の平野部地域
白い牛(インド牛)が主流の家畜、農作業に使ったりミルクや乳製品を摂るため。
そのあたりはほとんどがヒンドゥー教徒なので牛は食べられません。
(正確にいうとヒンドゥー教徒にはカーストが細かく分かれており、最下位カーストの
ダマイとサルキだけは事故で死んだ牛や他者がした牛肉は食べます)
その辺りの人は水牛も食べます(ヒンドゥー教徒の最上位カースト=ブラーマン、
タクリー、チェットリーは水牛も食べません)が、やっぱりそれは他者がした
ものだけを食べます。普段食べる肉と言えばそれら水牛や鶏肉で、南部の人は特に
ハトをよく庭先に飼っており、時折ハトの肉も食べます。

●中部山岳地帯
カトマンドゥ地区=そこに多く住んでいるネワール族という民族の独自の食文化があり
水牛の消費がメインです。
他の地域=南部と同じように水牛はカーストによって違いがありますが、
一番ポピュラーな肉はやはりカシやボカ、そして鶏です。
もちろん牛は食べません。ヒツジはおいしくないといってネパール人はほとんど
食べません(西北部に住むタカリー族の地域では羊がよく育つのでわりとポピュラーに
食べます)。猪や鹿は入手できればみんなおいしいおいしいといって食べます。
ブタは東ネパールのライ族、リンブー族、スヌワール族の人たちが好んで食べますが
それ以外の民族はあんまり食べません。

●ヒマラヤ山岳地帯
高地ではヤク(オス)ナク(メス)やヤギ(カシやボカ)、
ヤクと牛の交配種=チョウリ(メス)ゾプキョ(オス)しか育ちません。
下の市地域から運ばれてくる水牛があれば食べます。ポピュラーなのはヤギ肉とトリ肉。
ヒマラヤ地域に多く住んでいるシェルパ族は他者がしたものあるいは事故で
亡くなったものであればヤクもナクもチョウリもゾプキョも牛肉も食べます。

●ボカの肉はカシに比べると味は落ちる(かなり臭う)のですが、安価なこと、
村でもすぐに入手しやすいこと(まあ、ほとんどの家で飼っているので)、
カシよりも育てる手間が掛からないことで、村々での消費はカシよりもボカの方が
断然大きいです。
しかし、カトマンドゥや町で肉屋さんが営業しているところではボカはやはり
人気がないので、店頭にはカシだけが並びます。
●ボカを生後4か月で去勢しそれがカシになります。
その後約3年育てると一番おいしいカシになると言われています。
パティは基本的に子どもを産まなくなってから食用にします。
カシに比べるとやはり味は落ちます。

以上です。大変勉強になりますね。
「他者がしたもの」という言葉が度々出てくるのがインパクトありますね。
日本の食肉は「他者がしたもの」が前提であり、日常生活の中では、
身分や宗教によって食べものが違う場面を目にすることはほとんどありません。
文化や生活がまるで違うネパールの食事情をみなさまも興味深く読んでいただけたかと
思います。岡本マルラ有子さん、ありがとうございました。


ヤギの解体シーンをビデオで見る

屠畜されたヤギを解体するシーンを岡本マルラ有子さんが撮影してきた映像で
セミナー参加者が見ているところです。


ネパールの歌や踊り

ネパール人の方の歌や民俗舞踊も披露されたようです。
あさぬま社長takabouは、八丈島の「ショメ節」を披露されたそうです。
ヤギ肉を介した異文化交流ですね。素晴らしいです。


【Kasiko Bhutuwa】カシコ・ブトゥワ(ヤギの内臓の炒め物)とネパールのビール

お料理のレシピもお教えいただきましたので、こちらは明日ご紹介いたします。


【Ras Kasiko Masu】ラス・カシコ・マス(ヤギ肉のスープ風カリー)

ヤギ肉のネパール料理は、どれもとてもおいしかったそうですよ。


記念撮影

セミナーに参加された方々の記念撮影です。
中央、紫色のお洋服の方が岡本マルラ有子さん。
その上が、あさぬまの社長です。

本日までの特売チラシはこちらです。ポイントためてサクランボ狩りへ!

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする