◎当ブログでは、「突撃!八丈島のおいしいごはんレポ」 カテゴリで、
島内のいろんなごはんを取材してご紹介しています。
◎以前には、デイホーム「まどか」さんのお昼ごはんを掲載したことがありました。
そして今回から、島の老人ホームの日々のごはんや楽しいイベントのご馳走なども
ときどきレポートさせていただけることになりましたよ!
八丈島の老人ホーム「養和会」外観
社会福祉法人「養和会」 さんでは、
養護老人ホーム(八丈老人ホーム)・特別養護老人ホーム(第二八丈老人ホーム)
の他に、在宅サービス施設として通所介護(八丈島高齢在宅サービスセンター)・
訪問介護(養和会訪問介護事業所)・短期入所生活介護(第二八丈老人ホーム)・
指定居宅介護支援事業所・八丈町在宅介護支援センターの運営を行っています。
島で「老人ホーム」というと、こちらの「養和会」さんのことを指します。
こちらの取材をさせていただきたいと、かねがね思っておりました。
入所されているお年寄りのご家族の方々はもちろんのこと、
だれしも気になる自分や家族の老後のことがありますから、
島の老人ホームのお食事をぜひご紹介させていただきたいと思っていたのです。
また、ご自宅でご家族を介護されている方々も多くいらっしゃいますから、
老人ホームのお食事から、参考になることがきっとあるはず、と思いますので。
「養和会」施設長の笹本さんと管理栄養士の鏑木さんにご理解をいただき、
これから度々老人ホームのお料理をご紹介できることを大変嬉しく思います。
ホームの玄関には、デイサービスの方々の切り絵やいろんな作品が飾られています。
大きなサンタのテディベアがお出迎えしてくれました。
わたしが伺った日は、12月10日(水)です。
食堂の前には、1週間分の献立表が大きく掲示されてありました。
この日の昼食を取材させていただきました。
「八丈老人ホーム」のお元気なお年寄りの方々のこの日の昼食です。
●養護老人ホームのお献立
・お赤飯
・豚肉と大根の煮物
・明日葉とキャベツのおひたし
・むらくも汁
・みかん
・麦茶
この日のお昼ごはんは、お年寄りの方々が大好きなお赤飯でした!
毎月初めに、その月のお誕生日の方々をお祝いして、お赤飯を炊くそうですが、
お赤飯はとても人気のメニューで、リクエストが多いために、
月中頃にもお赤飯をお出しすることが多いそうです。
豚肉と大根の煮物
豚肉と大根が、とてもいいお味にやわらかく煮付けられています。
実は、わたしもお味見をさせていただいたのです。
管理栄養士の鏑木さんが「ぜひ食べてみてください!」と仰って、
わたしの分までご用意くださいました。ありがとうございました。
お味は濃すぎず薄すぎず、本当においしかったですよ。
老人ホームのごはんといったら、超薄味で量も控えめなのかと思ってましたが、
お元気な方々は、普通にこのくらいの量は召し上がるそうです。
わたしが思っていたのは、イメージにとらわれた偏見ですね。
老人ホームには、お元気な方々も大勢いらっしゃるんですね。
お元気な方の中には、趣味で明日葉の畑を作っておられる方もいらっしゃるそうです。
そこから収穫した明日葉とキャベツのおひたしです。いいですね!
「明日葉の量が足りなかったのでキャベツを混ぜました」と、
管理栄養士の鏑木さんが仰っていましたが、これがおいしいのです。
明日葉のクセがやわらいで、お子様にも食べやすいお料理になりますね。
「第二八丈老人ホーム」の介護を必要とするお年寄りの方々の昼食です。
●特別養護老人ホームのお献立
・やわらかいお赤飯(ゼラチン入り)
・豚挽肉のやわらかつくねのみぞれ煮
・やわらかく煮た明日葉とキャベツのおひたし
・むらくも汁
・みかんのペースト
・とろみをつけた麦茶
介護の必要なお年寄りのお食事には、必ずやわらかいお料理の仕上げと、
お赤飯や混ぜご飯などにはゼラチンを炊き込んで、呑み込みやすい工夫がされています。
これは、口の中で食べものがばらけずにまとまって喉を通るための工夫です。
ご飯粒などは口の中でまとまりづらいので、おかゆにするかゼラチンを炊き込みます。
また汁物にも必ずとろみをつけることで、気管に詰まったりむせたりするのを
防げるのだそうです。なるほど。勉強になりますね。
豚挽肉のやわらかつくねのみぞれ煮
介護の必要な方も不要な方も、基本的に同じ材料のお食事になっています。
お元気な方には「豚肉と大根の煮物」、介護の必要な方には、
同じ材料を使って大根をすりおろし、豚肉には玉ねぎなどを多めに入れて、
とろけるようなソフトな口あたりの豚のつくねにしてあります。
そして、こちらの煮汁にもとろみをつけて呑み込みやすい工夫がされています。
このような同じ材料でのお料理の作り分けは、お年寄りと同居されているご家庭で、
とてもご参考になるかと思いますが、いかがでしょうか。
こちらも試食させていただきましたが、とってもおいしかったですよ。
健康体のわたしが食べてもおいしい味付けで、夜のおかずに作りたくなったほどです。
ホームでは、毎食ごとに3種類のお食事が作られています。
先にご紹介した2種類のお食事の他に、更に介護度の高い方々のお食事です。
こちらは、上記内容をすべてペーストにしたものです。
流動食の方々のお食事で、すべてのお食事にとろみがつけてあります。
食べものが呑み込みづらい方々には、必ずとろみをつけることが大切だそうですよ。
今回取材させていただき、わたしにはいろいろと勉強になることが多かったです。
みなさまには、どのようにご覧になられましたでしょうか?
なかなか見る機会のない老人ホームのお食事を取材させていただき、
笹本施設長さん、管理栄養士の鏑木さんには深くお礼申し上げます。
八丈島の老人ホームでは、個人の情報に触れない限り、
これからもどんどんホームの情報を公開していきたい方針だそうです。
今後もホームの様々なイベント(寿司パーティー・ホーム喫茶)のお料理や
給食懇談会(ホームの給食を検討する会)の模様も取材させていただけることに
なっていますので、みなさま、今後の記事もどうぞお楽しみにしてくださいね!
島内のいろんなごはんを取材してご紹介しています。
◎以前には、デイホーム「まどか」さんのお昼ごはんを掲載したことがありました。
そして今回から、島の老人ホームの日々のごはんや楽しいイベントのご馳走なども
ときどきレポートさせていただけることになりましたよ!
八丈島の老人ホーム「養和会」外観
社会福祉法人「養和会」 さんでは、
養護老人ホーム(八丈老人ホーム)・特別養護老人ホーム(第二八丈老人ホーム)
の他に、在宅サービス施設として通所介護(八丈島高齢在宅サービスセンター)・
訪問介護(養和会訪問介護事業所)・短期入所生活介護(第二八丈老人ホーム)・
指定居宅介護支援事業所・八丈町在宅介護支援センターの運営を行っています。
島で「老人ホーム」というと、こちらの「養和会」さんのことを指します。
こちらの取材をさせていただきたいと、かねがね思っておりました。
入所されているお年寄りのご家族の方々はもちろんのこと、
だれしも気になる自分や家族の老後のことがありますから、
島の老人ホームのお食事をぜひご紹介させていただきたいと思っていたのです。
また、ご自宅でご家族を介護されている方々も多くいらっしゃいますから、
老人ホームのお食事から、参考になることがきっとあるはず、と思いますので。
「養和会」施設長の笹本さんと管理栄養士の鏑木さんにご理解をいただき、
これから度々老人ホームのお料理をご紹介できることを大変嬉しく思います。
ホームの玄関には、デイサービスの方々の切り絵やいろんな作品が飾られています。
大きなサンタのテディベアがお出迎えしてくれました。
わたしが伺った日は、12月10日(水)です。
食堂の前には、1週間分の献立表が大きく掲示されてありました。
この日の昼食を取材させていただきました。
「八丈老人ホーム」のお元気なお年寄りの方々のこの日の昼食です。
●養護老人ホームのお献立
・お赤飯
・豚肉と大根の煮物
・明日葉とキャベツのおひたし
・むらくも汁
・みかん
・麦茶
この日のお昼ごはんは、お年寄りの方々が大好きなお赤飯でした!
毎月初めに、その月のお誕生日の方々をお祝いして、お赤飯を炊くそうですが、
お赤飯はとても人気のメニューで、リクエストが多いために、
月中頃にもお赤飯をお出しすることが多いそうです。
豚肉と大根の煮物
豚肉と大根が、とてもいいお味にやわらかく煮付けられています。
実は、わたしもお味見をさせていただいたのです。
管理栄養士の鏑木さんが「ぜひ食べてみてください!」と仰って、
わたしの分までご用意くださいました。ありがとうございました。
お味は濃すぎず薄すぎず、本当においしかったですよ。
老人ホームのごはんといったら、超薄味で量も控えめなのかと思ってましたが、
お元気な方々は、普通にこのくらいの量は召し上がるそうです。
わたしが思っていたのは、イメージにとらわれた偏見ですね。
老人ホームには、お元気な方々も大勢いらっしゃるんですね。
お元気な方の中には、趣味で明日葉の畑を作っておられる方もいらっしゃるそうです。
そこから収穫した明日葉とキャベツのおひたしです。いいですね!
「明日葉の量が足りなかったのでキャベツを混ぜました」と、
管理栄養士の鏑木さんが仰っていましたが、これがおいしいのです。
明日葉のクセがやわらいで、お子様にも食べやすいお料理になりますね。
「第二八丈老人ホーム」の介護を必要とするお年寄りの方々の昼食です。
●特別養護老人ホームのお献立
・やわらかいお赤飯(ゼラチン入り)
・豚挽肉のやわらかつくねのみぞれ煮
・やわらかく煮た明日葉とキャベツのおひたし
・むらくも汁
・みかんのペースト
・とろみをつけた麦茶
介護の必要なお年寄りのお食事には、必ずやわらかいお料理の仕上げと、
お赤飯や混ぜご飯などにはゼラチンを炊き込んで、呑み込みやすい工夫がされています。
これは、口の中で食べものがばらけずにまとまって喉を通るための工夫です。
ご飯粒などは口の中でまとまりづらいので、おかゆにするかゼラチンを炊き込みます。
また汁物にも必ずとろみをつけることで、気管に詰まったりむせたりするのを
防げるのだそうです。なるほど。勉強になりますね。
豚挽肉のやわらかつくねのみぞれ煮
介護の必要な方も不要な方も、基本的に同じ材料のお食事になっています。
お元気な方には「豚肉と大根の煮物」、介護の必要な方には、
同じ材料を使って大根をすりおろし、豚肉には玉ねぎなどを多めに入れて、
とろけるようなソフトな口あたりの豚のつくねにしてあります。
そして、こちらの煮汁にもとろみをつけて呑み込みやすい工夫がされています。
このような同じ材料でのお料理の作り分けは、お年寄りと同居されているご家庭で、
とてもご参考になるかと思いますが、いかがでしょうか。
こちらも試食させていただきましたが、とってもおいしかったですよ。
健康体のわたしが食べてもおいしい味付けで、夜のおかずに作りたくなったほどです。
ホームでは、毎食ごとに3種類のお食事が作られています。
先にご紹介した2種類のお食事の他に、更に介護度の高い方々のお食事です。
こちらは、上記内容をすべてペーストにしたものです。
流動食の方々のお食事で、すべてのお食事にとろみがつけてあります。
食べものが呑み込みづらい方々には、必ずとろみをつけることが大切だそうですよ。
今回取材させていただき、わたしにはいろいろと勉強になることが多かったです。
みなさまには、どのようにご覧になられましたでしょうか?
なかなか見る機会のない老人ホームのお食事を取材させていただき、
笹本施設長さん、管理栄養士の鏑木さんには深くお礼申し上げます。
八丈島の老人ホームでは、個人の情報に触れない限り、
これからもどんどんホームの情報を公開していきたい方針だそうです。
今後もホームの様々なイベント(寿司パーティー・ホーム喫茶)のお料理や
給食懇談会(ホームの給食を検討する会)の模様も取材させていただけることに
なっていますので、みなさま、今後の記事もどうぞお楽しみにしてくださいね!