べんりや日記

住まいのこと、情報発信!

構造見学会

2006-10-21 20:36:53 | 長岡市土合町K邸(越後杉)
先週の土曜日に開催した構造見学会には多数の見学者が訪れました。

「構造見学会」

一昔前(5年くらい前)は、各社が盛んに行っていましたが、最近は完成見学会のみのところが多いようです。
最近の住宅は、技術的に比べて殆ど差がないようで、「ベタ基礎」や「ヒバ土台」等は標準で取り入れられているので、構造見学会を行っても受注に結びつく可能性が薄いとのことです。
むしろ、完成見学会を行って、イメージ的な部分や仕上げを見て即効で営業展開するのがはやりとのこと・・
構造見学会は、よほど構造に自信がなければ行わない・・
家は見た目が重要。自分の生活スタイルに合った家を求める時代です。
このあたりは、2度の大地震(阪神・淡路、新潟県中越地震)の教訓も活かしきれていないようです。
あれは、夢幻の世界だったのか?バーチャル、TV番組だったのか??


村松のマルユー社長は

「部屋なんていいから、屋根の骨組みを見たほうがいい。
骨組みが見せられないから塞いでしまう。」

と言っています。屋根全体で揺れに耐える・・がっちりした屋根をみせるのが構造見学会です。

それゆえ、あえて「構造見学会」を行ってみました。
伝統構法の金物を使わないがっちりとした木組みを観て、見学者は驚いていました。

この構造を見てから他の住宅を見ると、割り箸の寄せ集めに見えると思います。
だから、あの地震に耐えたのも納得いくと思います。
しかも、県産材をふんだんに使っているとなれば、驚きも2倍でしょう。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする