べんりや日記

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食器洗機の位置

2009-02-16 02:14:58 | システムキッチンを考える
先週は、晴れ間が多かった天気ですが、今週は雪模様になりそうです。
2月にしては気温が高く、「春一番」まで吹いたと言うニュースまで飛び込んできました。
最近の天気は今までの常識が通用しない・・


最近、流しの細かい位置が気になりだしました。
今までは、何気なく、並べていればいいと思っていたシステムキッチンですが、お客さんのニーズが多用してきた中、今までの常識だったものが崩れていく・・そんな感じがするのです。

これから増改築を行う宮本町M邸では、システムキッチンで色々凝ってみようかと思っています。
まずは、ショールームで検討してみます。

今回の犠牲者は「タカラ・スタンダード」
夕方の5時くらいに入場して、出たのは8時!担当の店員さんには大変ご迷惑をおかけしましたが、おかげで色々な問題点が浮き彫りになってきました。

いつも現場で行っているのですが、実際に使ったり、手を掛けてみて、実物の使い勝手のテストをしてみます。(手すりの位置とか、パーパーホルダーの位置を割り出すときにする)



実際に並べてみる


調理をする時は、まな板をこの位置に置くのが普通のようです。
(我が家の場合はシンクの中に水槽があって、その上にまな板を置く)
シンクが左側で、コンロとの間の調理スペース(75センチ)のカウンター上にまな板を置いて包丁を使います。



かごを右に置いて、その上にまな板を上げた場合


こういった、使い方はどうかと、この状態で、まな板で包丁を使ってみたら、かごなので強度が無く、安定しませんでした。
ならば・・



水切りプレート2枚使い

このように、プレートを左右に置いて、その上にまな板を敷いた場合・・
これだと、まないたも安定しました。
が、シンクが半分以上使えなくなってしまうし、使わないプレートは何処へしまうのか・・?却下!



中には、こういった便利な形状のものもあった・・




やはり、この利用法がベストか?


まな板の左側はシンクでその上に「水切りかご」がセットしてある。
水洗いした野菜をかごに入れて水を切りながらまな板に載せて、包丁で切って、右側にボールやなべを置いて、そこへ流れ作業的に切ったものを入れていけば、スムーズに行えます。
そして、さらに右側にコンロがあるので、煮たり揚げたりするのに配置が良い。


では、三角コーナーは何処へ置けばいいのだろう?


という疑問がわいてきました。
水切りかごがあるので、三角コーナーはシンク左の「水切りプレート」の下に置くのでしょうが、野菜とか切りながらだと、陰になって使えない。
ならば、プレートを外してカウンターの奥に立てかけておけばいいというのが、この写真なのです。
水切りプレートは、意外と重いし、大きいので、いちいち取り外してこの位置へは立てかけないだろうというのが私の予想ですが・・みなさん、どうでしょう?

結論から言えば、「水切りプレート」は要らない。

ということになります。
(こういう配置をした場合ですが・・逆に三角コーナーは要らない??)


また、こういった「水切りかご」を取り付けた場合、浄水口は取り付けられず、シンクの左側に水洗金具が取り付きます。
その場合、水洗を操作するのに右手を奥に伸ばさなければ成らず、この位置では少し使いづらい。
右利きの人ならば、シンクの右側に水洗金具を付けた方が使いやすいのでしょうが、そうすると、このような「水切りかご」は付けられません。

この「水切りかご」の形状に無理があるのかもしれません。
例えば、三角コーナーとセットの水切りをシンクに置くとかすれば解決します。そういったアイテムはホームセンター等に売っているものを利用するとか、工夫して使ったほうが良さそうです。そうすれば、左側にプレートを付けてもいいかも知れません。

浄水器を付ける場合は、右側にコンロがあるので、それに近い右側に付ければ、水をなべに入れて持って行き易い。その時は下にプレートがあって、そこへ鍋をのせて水を入れる・・
そうすると、水洗金具は左側・・(奥まで手を伸ばさなければならなくなってしまう・・)
浄水器は少し、無理があるのかもしれません。



食器洗機の位置は、右側がベター


最近は、食器洗い機が普及して、洗い物も手間がかからず、便利になりましたが、この位置はシンクの右側が良いようです。
タカラスタンダードの場合は、シンクの直ぐ右下に食器洗い機をもってくることが出来るようで、シンクで洗ったものをそのまま右下の食器洗い機へ入れることができます。
右利きならば、食器洗い機の中のかごへ細かく食器を入れられ、蓋を閉めて操作も右手でできるので、こちらが便利。
同様に、コンロも右側にあったほうが、操作がしやすく、移動量も少ない。



シンクの左側に食器洗い機をもってきた場合・・


逆にシンクの左側に食器洗い機をもってきた場合、シンクで余洗いした食器を左手で食器洗い機へ入れなければならず、細かい配置ができなくなってしまう。
この場合、左手でも容易に入れられる食器洗い機を選ぶ必要があります。
メーカーによっては、奥に差し込むような形状もあれば、脇から入れられるかごの形状の物があるので、気をつけなければなりません。
(通常、ノーリツのを使っているが、これだと脇から入れられない。右用に使うべし!三菱のは脇からでも入れられるので、左勝手でも可能かも・・)

蓋を閉めてから、操作するのに左に体を寄せてボタンを右手で操作しなければならないので、動きとしてもロスがあります。
(ダイエットにはいい?)
同様に、左にコンロがあった場合も、動きにロスが出そうです。

シンクが右か、左かというのは、キッチンが家の東か西か、対面か対面でないかで決まります。
キッチンが東側にあり、対面ならばシンクが右。対面でなければ左となります。
これは、窓の位置と、コンロの排気場所によって決まり、対面型で左シンクにしたい場合は、シロッコファンにしてダクトを長くしなければなりません。(これだとダクトのメンテナンスが大変)

今まで、設計した中では、ほぼ左シンクなので、偶然にも良い選択をしていたようです。(中には右シンクもあります・・使い勝手どうですか?)

設計者側もメーカーも、まだまだ修行が足りないといったところです。
まだ改善の余地はたくさんある。
流しを入れるのは簡単だけれど、入れる前に、こういったショールームで使って試してから導入するのはどうかと、メーカーに提案しているのですが、なかなか良い返事がこないものです。
市内にも、オール電化やガスの流しを使った料理教室もあるので、そういったところへシステムキッチンを導入し、使ってもらうとかいう工夫があってもよさそうですが・・・

こだわりはじめると、きりがなくなってしまう私・・
良いものを提供したいと願うのは、構造でも何でも同じなのです。
(構造の次は流しか??)


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