処方せんによる調剤では、通常、用法ごとに薬袋が用意され、薬が交付される。これは朝1回、これは朝晩2回、これは毎食後、といった具合だ。
薬袋は薬を持ち帰るための入れ物であり、服薬に関して最低限必要な用法を記載するためのツールである。どの薬を、いつ、どのように飲むか、最初は薬袋を見なければわからなかいものの、続けて服用していると用法は覚えてしまう。そこで、慢性疾患でも用法さえ覚えてしまえば、いちいち用法ごとに薬を分けて納めなくても、まとめて大きな袋に入れてくれればよい、などと言われることになる。
袋がもったいない、と感じる側面もあるだろうし、いずれゴミとなるのであれば少しでも削減したいと思うのだろう。角3か角2程度の袋にいれるか、ときにレジ袋にそのまま入れてくれればいいとか、量が少なければ何に入れなくてもよい、などと言われることすらある。
そういう要望はどこか悲しくないか。大概の要望には沿いたいと思うものの、服薬説明のためのツールがいらないというのだから、またそれは正規の交付の仕方ではない。まるでモノさえもらえば、他にものには用はないとでも言われているようだ。
それではダメだ、帰宅後薬袋をまとめられてしまうのならともかく、薬局窓口で交付する時から薬の袋がいらないだなんて、そういうことを受け入れなければいけないとしたら、いったい自分たちは何をやっているのだろうとも思う。
処方が変わったり、飲み方が変わる、新しい飲み方の薬が処方される、臨時処方がある、いろいろな時に薬袋があってこそ、適切に服薬ができるはずだ。
「もらってもどうせ捨てるだけだから、大きな袋にまとめて入れてくれればいいから」と言われても、患者さん自身がそうするのならまだしも、薬局側がそうしてしまうのはサービスでもなければ、自分たちのすべきことを自分たちで貶めていることにはならないだろうか。薬袋なんかそれほど必要性のないもの、なくても構わないものだということを自ら認めてしまっているみたいで感心しない。
そう言いにくいケースもあるだろうが、ウチの薬局はたとえもったいないようであってもそういう方針はとりませんと、キッパリ言うことが大切かと考える。
薬袋は薬を持ち帰るための入れ物であり、服薬に関して最低限必要な用法を記載するためのツールである。どの薬を、いつ、どのように飲むか、最初は薬袋を見なければわからなかいものの、続けて服用していると用法は覚えてしまう。そこで、慢性疾患でも用法さえ覚えてしまえば、いちいち用法ごとに薬を分けて納めなくても、まとめて大きな袋に入れてくれればよい、などと言われることになる。
袋がもったいない、と感じる側面もあるだろうし、いずれゴミとなるのであれば少しでも削減したいと思うのだろう。角3か角2程度の袋にいれるか、ときにレジ袋にそのまま入れてくれればいいとか、量が少なければ何に入れなくてもよい、などと言われることすらある。
そういう要望はどこか悲しくないか。大概の要望には沿いたいと思うものの、服薬説明のためのツールがいらないというのだから、またそれは正規の交付の仕方ではない。まるでモノさえもらえば、他にものには用はないとでも言われているようだ。
それではダメだ、帰宅後薬袋をまとめられてしまうのならともかく、薬局窓口で交付する時から薬の袋がいらないだなんて、そういうことを受け入れなければいけないとしたら、いったい自分たちは何をやっているのだろうとも思う。
処方が変わったり、飲み方が変わる、新しい飲み方の薬が処方される、臨時処方がある、いろいろな時に薬袋があってこそ、適切に服薬ができるはずだ。
「もらってもどうせ捨てるだけだから、大きな袋にまとめて入れてくれればいいから」と言われても、患者さん自身がそうするのならまだしも、薬局側がそうしてしまうのはサービスでもなければ、自分たちのすべきことを自分たちで貶めていることにはならないだろうか。薬袋なんかそれほど必要性のないもの、なくても構わないものだということを自ら認めてしまっているみたいで感心しない。
そう言いにくいケースもあるだろうが、ウチの薬局はたとえもったいないようであってもそういう方針はとりませんと、キッパリ言うことが大切かと考える。
となると薬袋や薬情がコンプライアンス向上のツールでしょうが、それすら見てないケースは結構ありそうです。
懇切丁寧に説明したにも関わらず、PPIを分3で飲んでしまう人がいました。
実際は、用法を伝えるための重要なツールなんだと思います。
もっと見せましょう。折りにつけて書き込みましょう。薬剤師が十分使わずして、患者さんが軽視してしまうのも仕方ない。口頭説明を補完するうえでも、つ存分に使いこなして来なかったツールなのかもしれませんね。