何かをすれば何かが変わる

すぐに結論なんて出なくていい、でも考え続ける。流され続けていくのではなくて。
そして行動を起こし、何かを生み出す。

50代の生き方を本気で考える本

2008-07-10 22:31:35 | Book Reviews
『「50代の生き方」を本気で考える本 人生の大転換期を楽しく乗り切る49のヒント 国司義彦・著、PHP文庫、2002年10月15日

p.121-2 「中小企業は大企業の二軍」「大企業で勤まれば、鼻唄まじりで中小企業は勤まる」――こんなふうに考えたとしたら、それは大間違いである。
 むしろ中小企業のほうが「実務ができなければならない」「オールラウンド・プレーヤーでなければならない」など、高度の技術を要するところもある。

p.136 出世しよう、金をかせごう、認められようというような欲は、そんなにギラギラさせるものではない。自分の知識や経験が、他の人々の役に立つだけで何となく嬉しいではないか。

p.156 「社長のつもりで将来を展望する心構えが必要だ」そうすれば視野が開けてくる。
 与えられた責任を果たしていればよい、という考え方では、少なくともこれからはけっして強い人間にはなれないことを意味している。

p.164 どう見ても不自然、不愉快なことは、オーナーだろうが、その道の権威だろうが、異議を申し出て軌道修正すべきである。内部で力関係が働くと、こういうことになるのだろうか。
 「どうもおかしい、不自然だ」と感じたら、理屈抜きで心にブレーキをかけることが大切である。

p.175 お客さんのところへ行って、私は相手と“議論”していたことに気づきました。議論をして勝っていた。でも、議論に勝ってもものは売れない。

p.203 「自分の関心のある分野で、広い視野をもち、無欲の境地に立つこと」ができれば、ものごとの本質をつかむことができる。
 本質を知り、本物をつかんだ者は、どんな分野でも強い。そういう人のところには、豊富な話題と、核心をついたアドバイスを求めて、いろいろな人が集まってくる。
 「何か儲かるものは」「何か耳よりな情報は」「何か少しでも有利な商談は」「頼りになる仲間は」と、短絡的な結果だけを求めたがる人には、あまり大きな実りは期待できない。

p.311 サラリーマンの頃は「出世したほうが幸せ」と思うかもしれないが、人の一生が終わってみなければ幸・不幸は分からない。

p.326 「ゆったりと落ち着いた気持ち、素直な気持ちになれば、同じものでもちがった見方ができる」これが、五十代からの第二の人生を過ごす基本的な心がまえではないか。そのためには、「ボンヤリと、自然と一体になって過ごす」――そういう時間の過ごし方があってもいいように思われてきた。

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