何かをすれば何かが変わる

すぐに結論なんて出なくていい、でも考え続ける。流され続けていくのではなくて。
そして行動を起こし、何かを生み出す。

「ご指名社員」の仕事術

2014-04-13 14:56:11 | Book Reviews
「ご指名社員」の仕事術 「気がきく」「ギブ型」戦略で“声がかかる人”になる 柳内啓司・著、小学館、2014年3月2日

p.3 なぜ「指名される技術」が必要なのでしょうか?
 1つ目は、あなたがどれだけ努力をし高い技術を身に付けたとしても、仕事のチャンスをもらえなければ、そのスキルは「宝の持ち腐れ」になってしまうからです。
 2つ目の理由は、指名される技術を身に付けると、あなたは加速的に成長し、ライバルと圧倒的な差をつけることができるからです。

p.8 このように、「指名される力」というのは、「専門性」「コミュニケーション能力」「知名度」「評判」「心身の健康」「時間管理能力」といった、様々な要素からなる総合力であると言えます。それらの要素が信頼感を生み出し、指名する側は「この人に仕事をお願いしよう」と思うわけです。

p.22 私たちは「amazonに並べられた商品」のように、オープンな市場で比較検討される。そして、No.1に指名が集中するということです。

p.32 機械の守備範囲がどんどん広がる中で、「人間にしかできないことは何なのか?」を突き詰めて考えていくことは、これからの時代を生きる私たちにとって、重要な課題でしょう。

p.37 まず最初に自分を売り込む。そして、チャンスが回ってきたら、そこで必死に頑張る。そこで頑張ったことが実績となり、それがまたチャンスを呼び込む。このサイクルを作っていくことが、私たちの生き残る道なのです。

p.39 タレント社員を抱えるための戦略はいくつか考えられますが、ひとつ挙げるとすると、彼らに「裁量を与える」ということです。これからの時代、ある程度好きに動けるような環境を社員に提供できるくらいの「度量の大きさ」を持っている企業が、成功していくことになるでしょう。

p.51 コミュニケーション力の中でも、重要なスキルとは一体どんなものでしょうか? それはズバリ「気がきく」というスキルです。なぜ「気がきく」というスキルは、今の時代においても重要なのでしょうか? まず気をきかせることは、機械では代替できません。人間にしかできないことですから、機械にその仕事をとられることはありません。

p.125 聞く相手は慎重に選びましょう。ビジネスの場で、相手にいい印象を与えたいのであれば、仕事で成果を出している、尊敬できる人に聞くようにしましょう。仕事のできない人、尊敬できない人に助言を求めると、むしろ改悪になってしまう恐れがあるので要注意です。

p.134-5 しかし、そうした嫉妬を、真正面から受け止める必要はありません。なぜなら、嫉妬深い人は、どんなに能力があったとしても人望がないため、組織内の重要なポジションを任されることはほぼないからです。そのため、そういった人は相手にせずとも、、仕事を回していくことはできます。もし万が一、そういう人と仕事をしなければいけない場合も、最低限にお付き合いをしておけば問題ありません。

p.135 人と違うことをして目立つ生き方には、周囲からの嫉妬というリスクは付き物です。しかし、そのリスクは、あなたの人生にとって必要ではない人からの攻撃であり、きわめて“限定的なリスク”です。今までのように言われたことを受動的にこなしていれば定年まで勤め上げられる時代は、とうに終わりを告げました。であれば、目立つことによる嫉妬というリスクは、積極的に取るべきリスクであると言えます。

p.136 社内パトロールを行うメリットは、他部署の人たちと知り合え、“現場の声”が聞けることです。彼らが抱えているプロジェクトや今困っていることを雑談の中で聞いていくと、その中に、自分のスキルや人脈で解決の手助けをできる話に出くわすことがあります。そんな時に積極的に手を挙げれば、感謝され、信頼を得ることができます。

p.139 タグを多く持っておくと、打ち合わせや雑談で「○○に詳しい人って誰かな?」という話が出た時に、“名前が挙がりやすい人物”になることができるのです。

p.165-6 企画書は書くだけでは不十分です。様々な人に見てもらい、ダメ出しをしてもらいましょう。最初は否定ばかりされるので、心が折れるかもしれません。しかし、ダメ出しは企画をブラッシュアップしていくための「宝の山」です。ダメ出しによって、あなたの企画の弱点を明らかにし、その弱点部分を補強していく。それによって、あなたの企画は確実にレベルアップしていきます。

p.182 一流のビジネスパーソンは、「迷うくらいなら、一度決断して行動、そこから修正していけばいい」と考える人が多いと思います。


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