「リーダーになる人に知っておいてほしいこと」 松下政経塾・編、PHP研究所、2009年4月6日
p.26 新しい問題に直面して解決せんならんというときに、人の意見を聞く場合が非常に多いと思う。その場合、自分というものを頑固にもっておったなら、それが入ってこないわけや。その時間は虚心になって、私というものをなくして、素直な心になって聞く。
p.27 自分の力もちょっとくらいあるかもしらんけどね、大部分は第三の力が加わっとるわけや、実際は。諸君の言うことでもな、第三の力が加わらないといかん。自分の主張だけ言うていたんでは、第三の力が加わらへんわけや。
p.43 使命感と気力。この二つがないと立派な経営はできん。
p.66 いわゆる正しい思いというものは必ず成就するものであるという信念を、皆さんは個人的にも公的にももってもらわないといかんな。いちばん大事なことは、自分の思いというものは、その思いそのものにまちがいがなければ必ず達成できるということや。
p.68 仕事の勝負と賭け事は違う。
やってみないとわからないからといってやる人がいるけど、ぼくはうやってみないとわからないということはやったことがない。絶対にこれはやらなければならない、やるべきもんやと信じたことだけをやったわけや。だから、行動の善なることを信じてやる。そのための勉強をする。
p.98 どんな仕事でも不必要な仕事はない。
その人は単純やと思うているけれども、その単純な仕事が一般の社会に非常に役だっているわけである。そういう観点でみたら、単純な仕事やと思っても、その人は立派に多くの人に大きな喜びを与えている。
p.111 もっと突き詰めて、本質をつかもうと、誰でも考える。しかし、もうちょっとで本質をつかめるというところでなかなか時間がかかる。相当な時間をかけてしまったら、一生が台なしになってしまうわけや。だから、半信半疑でも、結論を出さないといかん場合がある。
p.117 しかし、ぼくが先生であり、諸君が生徒であるというような考えを、ぼくはもっていないのや。だから、年からいくとぼくは大先輩やけれども、一個の人間としては、諸君のほうが先輩であることが多々あると思う。
そのつもりでつきあってもらわないと、この人は偉い人やと思ってつきあっていたら、偉い人の欠点がわかったときに失望するわな。
p.26 新しい問題に直面して解決せんならんというときに、人の意見を聞く場合が非常に多いと思う。その場合、自分というものを頑固にもっておったなら、それが入ってこないわけや。その時間は虚心になって、私というものをなくして、素直な心になって聞く。
p.27 自分の力もちょっとくらいあるかもしらんけどね、大部分は第三の力が加わっとるわけや、実際は。諸君の言うことでもな、第三の力が加わらないといかん。自分の主張だけ言うていたんでは、第三の力が加わらへんわけや。
p.43 使命感と気力。この二つがないと立派な経営はできん。
p.66 いわゆる正しい思いというものは必ず成就するものであるという信念を、皆さんは個人的にも公的にももってもらわないといかんな。いちばん大事なことは、自分の思いというものは、その思いそのものにまちがいがなければ必ず達成できるということや。
p.68 仕事の勝負と賭け事は違う。
やってみないとわからないからといってやる人がいるけど、ぼくはうやってみないとわからないということはやったことがない。絶対にこれはやらなければならない、やるべきもんやと信じたことだけをやったわけや。だから、行動の善なることを信じてやる。そのための勉強をする。
p.98 どんな仕事でも不必要な仕事はない。
その人は単純やと思うているけれども、その単純な仕事が一般の社会に非常に役だっているわけである。そういう観点でみたら、単純な仕事やと思っても、その人は立派に多くの人に大きな喜びを与えている。
p.111 もっと突き詰めて、本質をつかもうと、誰でも考える。しかし、もうちょっとで本質をつかめるというところでなかなか時間がかかる。相当な時間をかけてしまったら、一生が台なしになってしまうわけや。だから、半信半疑でも、結論を出さないといかん場合がある。
p.117 しかし、ぼくが先生であり、諸君が生徒であるというような考えを、ぼくはもっていないのや。だから、年からいくとぼくは大先輩やけれども、一個の人間としては、諸君のほうが先輩であることが多々あると思う。
そのつもりでつきあってもらわないと、この人は偉い人やと思ってつきあっていたら、偉い人の欠点がわかったときに失望するわな。