何かをすれば何かが変わる

すぐに結論なんて出なくていい、でも考え続ける。流され続けていくのではなくて。
そして行動を起こし、何かを生み出す。

薬は自動販売機で売れるのか?

2009-03-12 22:34:47 | よくわからないこと
ネット薬局:市販薬販売で業界ルールを提示

 改正薬事法施行に伴い6月から一般用医薬品の通信販売が一部を除き禁止される問題で、インターネット上に店舗を持つ薬局で作る「日本オンラインドラッグ協会」は12日、販売継続に向け、安全確保のために作った業界ルールを厚生労働省の検討会で示した。

 薬のネット販売は、購入者への情報提供や、大量購入の防止などの面で問題があるとされる。業界ルールは(1)添付文書を表示し、顧客が既往歴などの質問に答えないと購入できない(2)1回で買える数量制限を決め、複数回の注文も合計数量をチェックする--などの内容。違法販売サイトと区別するため、店舗を都道府県への届け出制にし、ホームページでの表示義務を課すとした。

 これに対し、薬害被害者や日本薬剤師会からは「購入者の個人認証が可能か」「直接の会話なしに、不必要な購入をやめさせるなどの説得ができるか」といった疑問が出された。
毎日新聞 2009.3.12
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 インターネットは、生身の人を介さないシステムだ。遠隔地のものがやりとりを行うために、回線を使用するだけのこと。
 機械上の手続きで安全が担保できるというのなら、医薬品の販売は自動販売機だって可能である、ということにならないか。無人販売もOKということか。

 個人認証はタスポのようなカードで行えばよい。何なら、被保険者証にその機能をつければよいのかもしれない。

 安全を確保するうえで、対面販売という人を介する仕組みで行おうというのは、薬が必要な人に適切に使われる保証を、そこに委ねましょうと言っていることではないだろうか。もちろん、その人がいいかげんならダメだが、その人の質は薬剤師という国家資格で維持するとして、安全を守る方法論としてどういうものが適切かということのように思われる。
 
 システムは人が作るとはいえ、総合的な判断がシステムで賄えるのではないし、確認行為は一定のフローで代用できる、いわば専門性を問わない内容なのだろうか。それによって生命に影響を及ぼす医薬品が国民に供されていて、安全が守れると言えるのだろうか。
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最後のルール

2009-03-12 22:11:42 | Book Reviews
「最後のルール プロフェッショナルになる16条件 浜口直太・著、G.B.、2007年5月15日

p.14 仕事は人間的に成長する活動であり、職場はその現場であると理解できた。

p.72 プロは何のために仕事をするのかといえば、人間的に成長するためです。

p.75 目標や計画というのは変えられますが、志や理念というのはそう簡単に妥協できません。一生、死ぬまで追い続けなければならないものです。だから、プロフェッショナルたる者は、ずっと努力し続けるのです。

p.76 志、または理念は、自分のためだけだと行き詰ってしまいます。これは人間の本性です。人間は人のために生きてるようにできているのです。

 真のむろふぇっしょなるとは、自分の経験や知識を世のため人のために使っていく人です。だから評価されるし、また本物の努力をし続けられます。自分の関心が自分だけにあったら、真のプロフェッショナルとは言えません。

p.80 悪い結果も含めすべて自分の責任だと受け入れること。責任を感じなかったら、もう次はありません。それがプロとアマチュアの大きな違いです。

p.97 負のサイクル
 結果・成果を気にせず、ただ働く-->言われたことだけをこなし続ける-->自分自身が成長せず、結果・成果も出ない-->周囲はどんどん成長し、自分は退化する-->評価されず、期待もされなくなっていく-->大差をつけられ「負け組」入り-->結果・成果を気にせず、ただ働く

p.101 仕事を通じて周りの人に喜びを与えなければならない。それは相手に「ありがとう」と言ってもらうことなのですが、それがなければ本当の意味での仕事ではなく、機械的な「作業」止まりと言えます。
 仕事に対する評価は自分がするのではなく、他人がするのだということを勘違いしてはならないのです。

p.102 プロの世界は、他人の評価に尽きるわけです。自分がどんなにがんばった、どれだけ時間を使った、成果を出したと思っても、実際に他人が見て評価してくれなければプロの仕事とは言えません。

p.107 「仕事」は人との関わり通して成長していくということ。

p.110 プロとして目指すべきは「能力を含む総合的な人間的成長」です。

p.113-4 (仕事とは)誰かのためにやるとなると、そう簡単にあきらめるわけにはいかなくなります。使命があるので、何が何でも壁をぶち破らなければならなくなるものです。
 さらに世のため人のためになることには、終わりがありません。常に学び努力し続け、妥協は許されません。つまり、自分が成長し続けられるわけです。

p.124-5 自分には能力や経験、知識がなくても、一生懸命に世のため人のためにがんばっていれば、どんどん周りがよき理解者やファンになってくれるのです。そうすると必要な情報や人をどんどん提供してくれるようになり、次第に大きな力となっていきます。力がついていくわけですから、結果がでないわけないですよね。
 私はこれを「成功の方程式」だと思っています。世のため、人のためにプロ意識をもって一生懸命に仕事をすれば、必ず超一流のプロフェッショナルになれると。なぜかというと、評価するのは周りの人ですから。

p.152-3 成功した人の中には「好きなことをやっていますから」と言う人もいます。しかしそれには深い意味があって、自分のわがままを既にのり越えてもっと深いレベルで戦っているのです。
 単に本当に好きなことだけをやっていたら仕事ではありませんし、結果も出ません。わがままを抑えてこそプロなのです。

p.157-8 自分が成長しようと思ったとき、もっとも具体的な目標になるのは人です。その目標とする人を真似すればいいし、いいとこ取りをすれば効果が出ますから。ところが単なる目標、つまり自分だけの目標だと「絵に描いた餅」になりがちです。
 ですが現実にそれをやってのける「人」がいたら、その人を観察するだけでも非常に勉強になります。その人のやっていること、特にいいことを全部盗めばいいのですから。そうすることによって急速に進化、成長できます。
 つまり師という存在を作り、その人からいいところを全部盗むことがプロになるためのもっとも早い成長法なのです。

p.161 「人の短所は見ないでいい」のです。見た瞬間に学ぶ気をなくします。人間には必ず短所があるのですから。

p.162 いいところだけを見て成長しようとするのがプロなのです。

p.165 一生懸命に上司や師についた人は、部下や弟子の気持ちがわかります。どうやったら一生懸命ついてくるかということがわかっているので、すごく魅力的な上司や師にもなれます。

p.189 「学歴」、いい大学を出たという意味ではなく、学ぶ歴史のことです。学び続けた人が学歴のある人だと思います。学ぶ歴史を数多く持っている人が、幸せになれるのではないかと。
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