何かをすれば何かが変わる

すぐに結論なんて出なくていい、でも考え続ける。流され続けていくのではなくて。
そして行動を起こし、何かを生み出す。

マーケティング実践術

2009-02-16 22:45:03 | 薬局経営
ワクワク系の店づくり 毎日お客が来たくなる マーケティング実践術」 小阪裕司・著、かんき出版、2000年1月18日

p.100 「売れる商品」とは、あなたの店の顧客が「『買いたい』ということに気づいた商品」のこと。

p.120 「すべての人を満足させなさい」というのが従来の商売セオリーではなかったか。だが、最初からすべての人を対象にしようとすると今日ではそうした取り組みのほとんどが結局誰もワクワクさせられなかったという結果に終わってしまうのだ。

p.136 あなたのビジネスが真のワクワク系になったとき、それはもうただ単に顧客をワクワクさせるビジネスではない。顧客と共にワクワクするビジネスになるのだ。


ジェネリックに変更するにあたり、「楽しみながら変更する」やり方なんてあるか。お試し調剤(分割調剤)なんて、ダメなら使わなきゃいいのだから気が楽?かもしれないが、自分の身体で実験してみることになる。「ジェネリックの楽しみ方」、何かないか。

ジェネリックだから、とにかく(あるいは、とりあえず)安いから、使われるのか。薬局が良さを説明し、不安の解消に努めたから使われるのではないか。安いだけでジェネリックは浸透しない。国民に使ってみようと思わせたジェネリックが使用される。

p.99 「売れる商品」は最初からこの世にはない。そこにあったのは、ボン・マルシェがパリ市民に「『買いたい』ことに気づかせた商品」なのだ。

国民が使いたいジェネリックとは何か。どのような条件を満たしたジェネリックなら、使ってみようと思うのか(思わせることができるのか)。

安いだけでは買わない。そこそこの安さだけでは、十分な価値を感じているとは言えないからではないか。その価値があると思わせれば、安いこと自体は悪いことではないから、使用されるのではないだろうか。



薬局サービスの「メニュー」を書いて、提示してみてはどうか。今年度から、調剤報酬点数表を掲示しているが、技術料の存在を明確にし、いろいろな状況の際に所定の点数がかかることを示し、“お金がかかりますよ、承知しておいてくださいね”と言っているようだ。

そうではなくて、まるで喫茶店かレストランにでも入ってスキなモノをオーダーするかのように、これを注文してみようかな、といった感覚になれるよう、あたかもMENUのように出しておくのだ。

こういう呼び名のフィーがあり、その内容はこうであり、それは必要とする人にはとても意義のあるものであると思わせるようにする(おいしそうに見せる)。“今日はそのサービスを買ってみようかしら”と思わせるように書く(紹介する)。そういうものを待合室に置いてはどうだろうか。

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