何かをすれば何かが変わる

すぐに結論なんて出なくていい、でも考え続ける。流され続けていくのではなくて。
そして行動を起こし、何かを生み出す。

洞察力

2009-02-09 22:19:38 | Book Reviews
「洞察力 本質を見抜く「眼力」の秘密 中山正和・著、PHP文庫、1988年2月15日

p.125 仏教では「三毒」といって、アタマを悪くする三つの毒は、怒ること、ねたむこと、グチることだといいます。怒ってみたってどうなるものでもない、ねたんでも何にも効果はない、グチをいったからといって誰も喜ばない、自分のアタマの自在性をなくすだけのことです。
 ですから、要するにアタマをよくするためには、つまり〔イメージ記憶〕のイメージを自在にするにはこういうことをしなければいい、「考えても仕方がないこと」は考えないのです。禅では「莫妄想(まくもうぞう)」、妄想する莫かれと教えます。これしかないのです。

p.133 怒りが怒りを呼ぶ、ねたみはねたみを拡げる、グチを言い出したら切りがない、というのはみんなこのイメージの拡がりのことをいっています。拡がってしまったら消すことはできませんからはじめのうちにとめておけということです。

p.133-4 こういう三毒追放運動を実行しはじめたとき、一月や二月でその効果を期待してはいけません。少なくとも三年を一つの目安にしていただきたいことです。

本書は「起きていることはすべて正しい」から学んだことによる。年月のかかることであり、最初のうちはつい忘れてやってしまいそうだから、気を長く取り組む必要がありそうだ。忘れずに続けていかば、いいかげん忘れかけたとき、その効果が出てくるのだろう。
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