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【中国の金準備高が米を追い抜く日は近い】金(ゴールド)が日本人の老後を救う!?⑥

2016-01-03 00:03:20 | 金(ゴールド)

(12/29からの続き)

 日本は、本当は国家として金準備を増やしたいが、世界一の純資産国が国富を金で蓄えることはドルの信用に対する重大な脅威となるため、アメリカはそれをけっして認めない・・・のでしょう、きっと・・・。

 ところで、これに関連してうらやましい~と感じさせる国が、中国です。中国(やロシア)はアメリカ様のご意向を気に掛けることなく公的金準備を増強することができるからです。そんな中国(中国人民銀行)の金準備は昨年8月の時点で1695トン。ですが・・・個人的にはこの数字、非常に疑わしいと睨んでいます。実際にはもっと多いに違いない!? 中国はここのところ毎年4百トン以上(2014452トン)の金を自国で生産しているほか、金の輸入量も800トンあまり(同813トン)に達しています。にしては、金準備が1700トン弱というのはあまりに少ないような気がしてなりません。きっと中国は、さまざまな思惑から国際社会には相当に少なめの申告をしているのでしょう(?)。

 以上から、中国には勧めたいことがあります。それは、本当の(あるいはそれに近い)金準備高を公表すること。そうすれば現在、中国を悩ませている資本流出にともなう通貨安がたちどころに収まって(?)、人民元は一転して強い通貨に変貌する可能性がある(?)と考えるからです。まあそれくらいのことは(どこかの国の指導者とは違って)クレバーな中国トップ層のこと、とっくに思いついているでしょうが、正直な量を表に出すと金価格の暴騰を招くほか、アメリカに何をされるか分からない・・・というリスクも想定されるので、とりあえずいまの公表量よりも多く、真実の所有量よりは少ない微妙なところで、たとえば「じつは3千トン(!?)、持ってまっせ!」なんて宣言をしてみるとか・・・

 ・・・みたいなことを含め、遅かれ早かれ、中国の金準備はアメリカのそれ(真偽のほどは別として!?8千トンあまり)を追い越すでしょう。そのときこそ真の「ドル危機」つまりドルが基軸通貨の座を人民元に奪われるタイミングなのかもしれません。というのはいまのドルがそうであるように、いちばん多くの量の金で裏付けがされた通貨こそが基軸通貨の地位に就くからです(?)。そこで現・基軸通貨国のアメリカとしては、国益死守のため、中国が成り上がる前に―――中国がアメリカをしのぐ金保有国になる前に―――何らかの策を講ずるにちがいません。中国の金準備の積み上げペースから判断してアメリカに残された時間はそう長くはないはずです。さあどうするアメリカ!? そして・・・(過少申告の?中国とは逆に700トンあまりの金準備を本当に持っているのか、実のところ非常に疑わしい?)日本はどうなる!?

 ・・・なんて妄想をするにつけても、やはり決め手は(ゴールド)なのだ、としみじみ思います。というわけであらためて、日本人は将来の自分のために、そして今回冒頭の事情から金準備を増やすことができないカワイソーな祖国のためにも、金を持つようにしたいものだ、と考える次第です。

(続く)

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