酒タバコ肥満撲滅委員会

市民マラソンを楽しみながら、酒とタバコと肥満は嫌いだ、と呟く日常をうだうだと。

放送大学 6科目目に突入

2014-05-03 09:11:37 | 放送大学
すでに今学期6科目目に突入しています。
「格差社会と新自由主義」です。

40日で5科目を一周したので、1科目8日のペースです。
とりあえず5月末に課題を出すまでは全力で取り組みます。
その後はすこしペースを緩めて2周目に突入です。
この時点で「ちょっとヤバイいから力入れなきゃ」とか「この科目は単位が取れれば評定は低くてもいいことに」など、色々と言い訳をしつつ作戦を練り直します。

連休もバイクで出かけるより勉強していた方が楽しそうなので、黙々と勉強の予定です。


「格差社会と新自由主義」ですが、今まで学んできた科目で日本の家族や社会の変容、高度経済成長以降の格差社会などの知識が役立ち、比較的すんなり頭に入ります。
ただハイエクの部分は結局理解できないまま通り過ぎました。
2周目の課題です。
(まだ1周目なので、多少悩んでも理解できないときはとりあえず先に行く方針)


格差について私的なことを少し。

私は父を早く亡くし母子家庭で育ちましたが、今思うと立派な貧困層でした。
ただ、母子家庭の中ではまだ恵まれている方でした。

母は結婚前から仕事をしていて結婚後も仕事を続けていて、当時には珍しい「職業婦人」でした。
ですから、父親が亡くなってから経済的に厳しかったとはいえ、いきなり一家の大黒柱を失って急に専業主婦が職業に就く家に比べたら、まだ恵まれていました。
また自営業でしたから時間に自由がきいたことも有利だった。
(収入は不安定だったが)
また父の遺族年金が貰えていたし、親戚が近くに多くいて助けられたことも大きい。

時代にも恵まれたこともあり、深刻な貧困感は感じずに大人になれました。
今では貧困には縁がない生活ですので、貧困の連鎖は断ち切れました。

でも、もし現代のような高学歴社会だったら高卒の私は正規雇用にはつけなかったかもしれません。
非正規の職を転々として今も貧困のままで、何十万円も払って放送大学に行く余裕などなかったでしょう。

私はろくに勉強しない馬鹿息子だったのが幸いして、進学という選択肢は全く考えませんでした。
ですから学歴コンプレックスも持たずに済みました。
厳密に言えば心の奥にはあったのでしょうけど、大学進学率が低かったこともあって、就職も転職も学歴がネックになることはありませんでした。
もちろん大卒以上の求人はあったけど絶対数は少なかったし、そういった求人は専門知識が必要だったりするなど最初から私には無縁でしたから、たいして気にもなりませんでした。


もし今の時代に生まれていたらと思うとぞっとします。
母の職業だって当時だからこそそれなりの売り上げがあったわけで、今では成り立ったかどうか。
それは生前に母も言っていました。時代がよかった、時代に恵まれたと。


生まれる時代を選ぶことはできません。
ボロい借家暮らしの母子家庭だったけど、それでも私はいい時期に生まれた。
そんなことを考えながら学んでいます。
コメント
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