酒タバコ肥満撲滅委員会

市民マラソンを楽しみながら、酒とタバコと肥満は嫌いだ、と呟く日常をうだうだと。

PC遠隔操作事件、解決。

2014-05-22 08:27:04 | Weblog
捜査員の執念と片山被告の不用心な行動のおかげで、全容が解明されつつあります。
私のように冤罪を信じ込んでいた人間にとっても、なにより被害にあった真の被害者にとっても、また再犯を防止するという意味においてもよかった。

しかし、犯罪者には常識が通用しないということがよくわかりました。
少しだけ心が楽になったのは、早く終息させて母親に元の生活を送らせてやりたいという気持ちから偽メールを送ったことです。

まあ、これだって常識で考えたら逆効果だと思うのですが。
せっかくマスコミの騒ぎも治まってきて裁判も勝訴できそうな雰囲気なのに、あんなメールを送って燃料投下したらまたマスコミは騒ぎます。
あのメールがマイナスになる要素を考えないのが、常識では判断できない思考回路なのでしょう。

しかし、仕事柄当然かもしれませんが、弁護士が冷静でいたことは大きかった。
もし被告が弁護士に連絡した時に感情的な対応をして自殺でもしたら、謎が沢山残ってしまいすっきりしなかったでしょう。

ずさんな捜査など多くの問題を浮き彫りにした事件ですが、たいした知識がない(自他ともに認めている)被告が犯行をなしとげられたことには恐怖を感じます。
しかも、今回も逮捕のきっかけも、いずれもサイバー捜査での成果ではなく、尾行とか監視カメラとかの旧態依然たる捜査手法の成果です。
自らスクリプトキディ、つまりハッカーとしては最下層の技術しかもたない片山被告レベルが起したサイバー犯罪に警視庁は対応できないわけです。
だから不十分な証拠で無理矢理公判維持をしようとした。
まあ、結果的には真犯人だったわけですが、だからといって帳消しにしていいことではありません。


それにしても、人の心って深くて怖いものですね。
コメント
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