庵KM

技術屋OBの環境問題独り言

経済問題。交通問題。健康問題。そして、日本の国創り問題。快適社会問題。

原発の資産は確実に不良債権となり、借金は次世代の重荷。

2017-02-25 | 核エネルギー・原子力問題

現在停止している「原子力発電設備」は、再稼働の条件を満たす「安全性のクリアーの為の設備改修」には、膨大な経費がかかる。

それと、地元への同意を取り付ける為の経費も必要になる。

さらに、運転を開始すれば必ず発生する「使用済み核燃料」の始末にも経費が上のせされる。

それがなくても数年のうちに、原発の敷地内に「使用済み核燃料の保管場所」も満杯になる。

青森県六ヶ所村の【核燃料再処理施設】はトラブル続きで、設備の稼働開始の目処も立たない。

しかも、一度でもトラブルが起きれは、再処理の受け入れは完全に停止するしかない。

原発を保有している電力会社は今、廃炉にすると大きな借金を計上されるので、計算上は活用している資産に組み入れている。

実際には、電力を生み出す可能性はごくわずかで、不良資産に陥るのは目に見えているのだが、現経営陣は先送りしか能がない。

国がそうそうに見切りをつけて、順次廃炉処理にした方が、次世代に対する借金は減少するのに、ズルズルと引き延ばすだけだ。


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