庵KM

技術屋OBの環境問題独り言

経済問題。交通問題。健康問題。そして、日本の国創り問題。快適社会問題。

規制緩和は企業の自由度を上げ、貧困対策を放置する。

2017-07-15 | 経済問題

規制緩和が経済成長を貢献すると主張する論者が、車の両輪である「貧困対策を放置」する理由は、見返りがないからであろう。

大企業の自由度が増えることが、企業経営者は大歓迎で、利益の増大に結びつく可能性が大きい。

しかし、貧困対策では、企業メリットが見えずに、「最低賃金の引上げは人件費増大」で、企業利益を減少させる懸念が大きい。

だから、経済界の代表たちは、規制緩和ばかりを要求して、「最低賃金の引上げには反対する。」

そもそも、民間企業は国民生活の向上を目的にして、営利活動を認可されているのだから、低所所得者層の収入を引き上げることに、反対するのは、企業エゴの表れである。

社会的に必要性がある「最低賃金」を引上げるのは、企業経営者の義務でもあるのに自分の給料だけを上げるようでは、資格が無い。


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