各地域での「再エネ100」目標の積み上げによって、余剰電力を生み出して、水力発電と火力発電の分野の代替となって普及できる。
これは、地域活動の積み上げによる、大きな活力となって、日本の各地域の新たな価値創生につながるであろう。
それとは別の視点での、日本再生には貢献できる政策は、洋上風力発電の大量普及が、日本再生の大きな活力になる。
日本はご承知のように、世界第6位の排他的経済水域(EEZ)を有する、海洋国家である。
その沿岸部の延長距離は、世界のトップレベルの規模であり、この沿岸部では、洋上風力の適地が多く見込まれている。
沿岸部から、10〜20km程度の範囲が、洋上風力発電の適地で、「海底に足がついている着床式」と、『海面に浮いている浮体式』がある。
日本には、この『浮体式洋上風力発電』を大量に普及させれば、日本中で消費している電力を全て、まかなえる量の発電が可能になる。
風力発電は、風の強弱によって、発電量が大きく変動するから、余剰時には、発電電力を水素変換して備蓄しておき、大量需要の時期には、水素火力発電で電力供給するシステムにするのが目標だ。
この様な技術とコスト削減の努力には、膨大な技術者の投入と研究開発の資金が必要であり、国策として、20年以上の促進策が必要である。
日本政府には、今の段階では、国策としての意思は薄弱である。