【裁量労働制】を、とにかく広げたい安倍晋三は、厚生労働省の役人に、自分が必要としている「お粗末な調査データ」を出させた。
自分が働く時間を自由に裁量で決めることができる「働き方が理想」だと自分勝手に想像して、事実をしっかりと把握しようともしない。
2015年にも、残業無制限の働き方を導入しようとして、【残業代ゼロ法案】との大きな批判を浴びて、廃案となっている。
この時期に作成した厚労省の官僚が、安倍晋三の心情を取り込んで、
理屈として間違っているのを承知で、残業無制限の働き方の方が、労働時間の総時間数が短い、との比較でデータをでっち上げた。
法案作成の根拠になる重要な実態データにも関わらず、当時の上司と厚労大臣の決裁を受けて、国会の審議の答弁資料とした。
今回の裁量労働制の答弁に再利用したのを、誤りを指摘されると、無責任にも撤回して、正規のデータを作成しなおすことも、逃げている。
こんなお粗末なデータを作らせて、虚偽を承知で提出したのは、わがまま言い放題のリーダーの斟酌を汲んだ、国民を無視する暴挙である。
このような暴挙のもとに作成された悪法で、過労死の国民が増えたら、それこそ、殺人行為に匹敵する、と非難されるだろう。