ソ連時代は論外として、ロシアに脱皮してから「北方領土を不法占拠」している事実は、重荷になっていたはずである。
しかし、日本政府がアメリカの言いなりに、軍事基地を置く危険性がある限りは、ロシアにとってもおいそれとは、日本に返還しない。
それで、グズグズしている間に北方3島にロシア人が入植して、生活基盤を築いてしまった。
日本としては、ロシア人島民の扱いが新たな課題として、重くなっていたが、何も方針を決められずに、なんとかなると思っていた。
しかしプーチン大統領も、甘く見ていたロシア人の感情は、既定の事実(第2次世界大戦の結果)のロシア人の領土だとして、返還などは、国民を裏切る行為であると、頭にこびりついてしまった。
これを軟化させて、日本の領土であることを承認させて、日本への帰属をロシア人島民が、歓迎する気持ちにさせる必要がある。
そこで日本に帰属した段階には、電力料金は無料にするとの目標を立て、北方領土を100%再生可能エネルギー電力化する計画を提案する。
日本では東京都が小笠原諸島での計画を公表して取り組んでいる。
まず色丹島から始めて、国後島までは20年間で実行して、実績を創ることだ。
そうすれば、ロシアも択捉島までを返還する気になる筈だ。