北朝鮮の大きな転換は、トランプ大統領にとっては、想定外の大きな成果であるが、アメリカの急務は経済再生である。
中東でのシリア問題は、経済の足を引っ張るだけだから、ロシアの介入を容認して、できるだけ手を引いている。
イランとの核合意でも、EUとロシア、中国の介入があって、アメリカのメリットにならないから、要求を突きつけて離脱の口実にした。
もし、アメリカだけを除外しての経済支援をしても、できるだけ、アメリカには損失がないように、EU諸国に圧力をかけている。
いずれにしても、アメリカの評価は世界から、不信感が増加するばかりで、トランプ氏の世界からの評価は悪化するだけである。
ところが、北朝鮮に対する軍事威嚇の圧力は、想定以上に効果を上げて、中国までもが軍事力ではなく対話路線を明確に表明した。
経済制裁に中国も加わった影響で、ついに北朝鮮も核武装放棄が、国策として承認されて、この機会にうまく乗っかったトランプ政権は、
中間選挙での勝利の大きな戦略に中心となっているし。
朝鮮半島の安定化は、世界中からの評価が高い課題で、ノーベル平和賞の持ち上げ話も流行するほどに潮流となった。
本音として、アメリカファーストの成果に結びつく、大きなビジネスチャンスであり、莫大な経済効果の方を重要視するだろう。