☆・もったいない運動
遅まきながらの書き込みです、自由民主党が「もったいない運動本部」を党内に設置する、その様な web・news が6日にありました。
:昨年(2004年)ノーベル平和賞受賞者の ”マータイ”さんが、日本語の「もったいない」にえらく共鳴して、国連での演説にも、この「もったいない」を披露した。
なぜか今頃になって、自由民主党が、「もったいない運動本部」を設置した、なにやら、世界に向けて発信する計画と云われている。
武部・幹事長は記者会見で「幼児からお年寄りまでの国民運動を広め、世界に発信したい」と本腰を入れて取り組む姿勢を発表した。
そこには、自由民主党政府が進めている、国連の常任理事国入りを後押しする狙いもあるでしょう。多分!
この「もったいない」と言う言葉は、物を粗末にしてはいけません、簡単に言うとそういった意味だと思いますが、文末に、小池環境大臣が、内閣メルマガで紹介した文章を掲載したいと思います。
マータイさんはケニアの人です、何処で日本語の「もったいない」にめぐり合ったのか、その経緯は知りませんが、小泉総理もマータイさんに会った時、この言葉を聴いて記者会見で嬉しそうに話していました。
日本語も中々やるわい、そんな印象を改めて持たれた方もいるでしょう、この「もったいない」が、世界の人が認識する事になりました。
この事を、自由民主党執行部は良いチャンスと捉え、今回の「もったいない運動本部」の設置になったのだと思う。
これには、年々下がる自由民主党の人気を回復させる狙いでもある、誰しも感じている、選挙に勝つには、色んな方策をしなくては成らない、人気取りと言われても。
政党として、国民にアピールするのには持って来いの材料とも云えます、何であっても利用出来るものは利用したい、人気取りと言われても。
今回、自民党が推進する「もったいない」運動は、別に、批判する事でも無いし、どんなふうに、新たに国民に浸透するのか、興味津々な取り組みとも云えます。
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以下-内閣メルマガの抜粋-チョッとだけ加工しました
● 「もったいない」の心を世界へ( 環境大臣 小池百合子 )」
先ごろ、ノーベル平和賞を受賞されたケニアの環境副大臣、ワンガリ・マータイさんが来日されました。そのマータイさんが「 私は来日初日のインタビューで「もったいない」という日本独特の言葉を知った。
私の一番の関心である資源の持続的活用を訴える上で探し求めていた言葉に出会った感動の瞬間だった。」と語られたのです。
さらに、マータイさんは、翌3月にニューヨークの国連本部で開かれた会議では、「MOTTAINAI」をみんなで唱和しようと呼びかけました。
私たちは、このアフリカからいらした一人の女性を通して、もう一度「もったいない」という日本語の重要さ、すばらしさに気付きました。
「もったいない」という言葉は、”そのものの値打ちが生かされず、無駄になるのが惜しい”ことを意味します。
そこには、自然を愛し、物の量よりも質素さや風雅さを好む日本人の心が凝縮されています。
ものを大切にする日本の心とともに、これまで我が国が一生懸命に育んできた環境をよくするための社会の仕組みや、それを支える環境技術を世界へ広げていきたいと思っています。
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そのきっかけにと考えているのが、3Rです。3Rとは、ごみを減らし(Reduce)、使えるものは繰り返し使い(Reuse)、ゴミになったら資源として再利用(Recycle)を進めることをいいます。
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3Rに取り組むため、4月28日から30日にかけて東京で「3Rイニシアティブ閣僚会合」という国際会議を開きます。
この会議は、昨年のG8首脳会議で小泉総理が3Rを世界的に進めようと提案されたことに端を発しています。
今後、世界的に資源需要が急増し、いっぽうで廃棄物の大量発生が見込まれています。
水や大気、さらには地球環境に対する影響が悪化する心配もあります。
またリサイクル資源や廃棄物が国境を超えて取引されるケースも増えており、近隣の国々との間のトラブルも起こっています。
先進国、開発途上国、国際機関は、お互いに協力して、こうした問題を解決するための処方箋をつくらなくてはなりません。
特効薬はないのかもしれませんが、世界の人々が3Rを進め、地球をいたわるようになれば、長い目でみれば大きな進歩につながると思います。
閣僚会合がその一里塚になるよう、リーダシップを発揮して取り組みたいと考えています。 」
* - 内閣メルマガより、抜粋掲載です -
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2005年 6月 7日 -景趣-