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※- 鳩山氏、岡田氏の民主党代表選挙の記者会見-2
【 岡田克也副代表 】
代表選挙に立候補することとした。
この国の政治を変える、政権交代を必ずする。
そのために民主党の代表として先頭に立つ覚悟だ。
自民党を出て以来、一貫して野党で政権交代のある政治を目指し、民主党に入り10年間、民主党という若い政党を日本の政治の本流を担える政党として育てるために頑張ってきた。
これまで全国を歩き、一生懸命働いている人たちがなかなか報われない日本の現実を改めて感じた。
なんでも政治がやってあげるものではないと思っているが、一人ひとりの幸せの後押しをしたい。
私が2005年の衆院選で国民に問うたマニフェストに書かれていることは、なに一つ実現していない。
政権交代をし、何が何でも実現していかないといけないという決意だ。
-鳩山幹事長より優れていると思う点は。代表になった場合、小沢氏と鳩山氏の処遇は。
私でなければ政権交代はできないと確信している。
民主党には小沢氏、鳩山氏はじめ、力のある優秀な人材がそろっている。
全員野球でなければ政権交代はできないという思いで考えている。
ただ、具体的にどの役職かは、代表に当選した場合、改めて考えたい。
-消費税を上げる考えは。
基礎年金の保険料方式を改め、税方式の導入ということになれば、将来的には必要になる。
しかし、直ちに消費税を上げるということにはならない。
私が消費税を上げたがっている印象は持ってもらいたくない。
-代表選で掲げるキーワードは。公開討論をする用意はあるか。
みんなの幸せを後押ししたい。そういう政治でありたい。 公開討論はぜひやりたい。
限られた期間のなかで国民に開かれた代表選のために機会を設けていただきたい。
-党内基盤が弱いと言われているが、勝算はあるか。
支持基盤が弱いとは思っていない。信念があって特定のグループをつくってこなかった。
自民党のまねごとをして派閥をつくってどうするんだ、という思いできた。
-自身の長所と短所は。
短所は頑固、長所は一貫している点だ。
-代表になった場合、西松建設の違法献金事件について小沢氏に説明を求めるか。
代表を辞めるなら、政党ではなく個人として説明責任を果たしていくべきだ。
また、政党が国家権力の中核にある検察を否定するような言い方は絶対に避け、一定の自制をするべきだ。
-前回の衆院選の総括は。
日本の民主主義にとっていい選挙ではなかったが、負けは負けだ。
私の力は及ばなかった。 だからこそ、次の選挙は同じ失敗をするわけにはいかない。
(2009/05/14 )
*-* -私見-
岡田氏の記者会見を読むと意識過剰で怖ささえ感じる。 彼が代表になれば、小沢氏より厄介な気がする。
また、岡田氏が言っている検察についての意見には同意できない。
公権力の公使に対して、其れでは誰が権力の暴走を止めるのか、民主主義国家として政党の役割が問われるのが一般的な常識と思うのだが?
この発言 > また、政党が国家権力の中核にある検察を否定するような言い方は絶対に避け、一定の自制をするべきだ。<<
この様なことを言っていては「検察の劣化」を防ぐことは出来ない。
民主党は検察の取り調べに関して「可視化」を主張しているわけで、一定の自制は理解するとしても、今回の小沢秘書逮捕は明らかに検察組織として、小沢氏一人が狙いであった事は現状から見て明らかである。
また、検察の横暴を助長させている検察のリークとマスコミ報道は法治国家と民主主義を無いがしろにしていると言わざる得ない。
特に、警察 も 検察 も誤捜査に関して、自らが責任を採ることもなく、こういった制度は変えるべきだと思う
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2009年 5月14日 ”風の道草”
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