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※- Google・個人情報集約に波紋 2012年02月25日
2月25日、グーグルが打ち出している個人情報集約に対して、世論の反発が各国で起きている。
今のところ、日本に於いては、何ら反応が無いのは如何なものか?
この記事には「facebook」に関しても書かれていて、それに対してのグーグルの戦略と見ている。
日本では「facebook」の利用者が少ない要因の一つに、実名での加入がある。
まぁ、其れなりに、個人情報の流用を意識しているとも言えます
** - NHK website からの転載 -
アメリカのIT企業グーグルは、これまで電子メールなど個別のサービスごとに管理してきた個人情報を来月から一つにまとめて運用する方針を示し、これに対しプライバシーが侵害されるリスクが高まるという声が相次ぎ、波紋が広がっています。
グーグルは、これまで検索サービスや電子メール、交流サイトなど個別のサービスごとに利用者の個人情報を管理してきましたが、来月1日から、60に上るサービスの個人情報を一つにまとめて運用する方針を示しています。
グーグルが保管する情報は、利用者が登録したデータやサービスの利用履歴のほか、スマートフォンの電話番号や位置情報など多岐にわたり、グーグルはこうした情報を組み合わせることで利用者のニーズが分かり、個人の趣向に合ったサービスを提供できるとしています。
グーグルは、個人情報の管理についてこれまでと同様に徹底したいとしていますが、グーグルが膨大な個人情報をまとめたうえでどのように利用するのかは不透明で、プライバシーが侵害されるリスクが高まるという声が相次いでいます。
このうちアメリカでは、36の州と特別区の司法長官が今週、連名で反対の意見を表明したほか、EU=ヨーロッパ連合や韓国政府なども懸念を示しており、グーグルの新たな方針を巡り国際的な波紋が広がっています。
- 背景に「フェイスブック」の台頭が -
企業の広告が主な収入源となっているIT企業にとって、個人情報はいわば「宝の山」です。
個人の趣向や行動を細かく把握しターゲットを絞って効率的に広告を出せれば、企業の広告を集めることができます。
グーグルが今回、サービスごとに管理していた個人情報を一元的に管理する方針を示した背景には、ライバルで世界最大の交流サイトフェイスブックの台頭があります。
フェイスブックは、利用者が原則、実名で写真を投稿したり、文章を書き込んだりして情報を共有する仕組みで、創業からわずか8年で8億4500万人に上る利用者を獲得しています。
フェイスブックには個人の趣向や行動などの膨大な情報が蓄積され、さらにグーグルの検索サイトよりも利用者が長時間利用する傾向にあることから、広告の表示媒体としての価値が急速に高まっています。
企業の広告が交流サイトにシフトするなかで、グーグルも去年6月に独自の交流サイトを立ち上げましたが、今回サービスごとに管理していた個人情報をまとめて運用することで、いわば総力戦でフェイスブックに対抗しようというねらいがあるものとみられます
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