Eur-Asia

西洋と東洋の融合をテーマとした美術展「ユーラシア(Eur-Asia)」の開催を夢見る、キュレーター渡辺真也によるブログ。

石川真生写真展 フェンス OKINAWA

2009-05-10 10:20:49 | Weblog
アトミックサンシャイン展への参加作家、石川真生さんの展示が、那覇市民ギャラリーにて開催されます。皆さまお誘いあわせの上、ご参加下さい。

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石川真生写真展 フェンス OKINAWA
2009.5.12-17
那覇市民ギャラリー

(プレスリリース)
沖縄中の米軍基地を「フェンス(有刺鉄線)」沿いに歩いてみよう。そう思い立ち、昨年(2008年)初めから一年余り、フェンス沿いに歩いて撮影した。
沖縄人が基地の中を見ることができるギリギリの境界線がフェンスだ。メインゲートはみんながいつも見ている。だが、いちいち裏に回って見る人はそういない。フェンスをグルッと回って歩いてみた。

戦後64年たってもアメリカの軍隊が沖縄に居続ける。フェンスは沖縄人を拒絶する境界線だ。米兵はフェンス(基地)の中と外を自由に行ったり来たりしている。沖縄人は基地従業員や通行許可書(パス)を持った一部の人しか出入りできない。多くの沖縄人はただフェンスの外から基地をのぞくだけだ。

車で走っているだけでは見過ごしてしまう。それが歩いてみるとよく見える。えっ?ここにこんなものがあったの?知らなかった、気づかなかった。発見の連続だ。同じ場所でも行く度に新しい発見がある。ワクワク、ドキドキする。
沖縄は狭い島だ。どこに行っても米軍基地にぶち当たる。基地にへばりつくように住宅街がある。フェンス沿いに歩くと、そこに人がいなくても「人の生活」が感じ取れる。

フェンス沿いに見える光景は実に興味深い。見ているようで見ていない光景はまだまだある。私の「フェンス」の撮影はこれからも続く。

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