手打ち蕎麦をする私の徒然日記

2003年1月に手打ち蕎麦に初挑戦。手打ち蕎麦の事ばかりでなく、日常インパクトのあった事柄を思ったまま綴ったブログです。

中国人の若者を新宿から上野にガイド、更に水戸行きの特急に乗せる

2008-12-30 14:44:31 | 社会
昨日は、こんなハプニングに遭遇した。
友人と二人で、新宿の都庁近くの、居酒屋風の店に入って、晩い昼食をして駄弁ったあと、外に出たら、時刻はまもなく5時近くになっていた。そして、私たちが駅に向かって歩き出そうとしていた時のこと。そこで、リュックサックを背負った、明らかに中国人とわかる一人の青年に、ふいに呼び止められた。テニスで有名な松岡修造さんに似た顔立ちの青年で、大学生みたいな、まあまあ好感の持てる身なりの若者だ。彼は、手にした紙切れを私たちに見せながら、しきりに、"ここに行きたい"といった言葉を発していた。いろいろ言葉を交わしていたら、どうやら茨城県のJR水戸駅まで行きたい、ということが分かった。一緒にいた友人は、京王線で帰宅する人で、宇都宮線を利用する私は、さしあたり急用も無いので、上野駅まで彼を案内することにした。
先ず、JR新宿駅の窓口で、新宿から水戸までの乗車賃を買うようにガイドした。その後、私は彼と一緒に新宿から快速電車でお茶の水に行き、そこで総武線に乗り換えて秋葉原に行き、そこから山手線で、上野に行った。途中、分かったことは、彼は英語を話せず、日本語はカタコトしか分からない、ということだった。水戸に7時半までには着きたい、というので、上野駅から18:00発の特急を利用せざるを得なくなった。で、駅構内で特急券を買うようにガイド、その後、17番線の特急の車両に案内、発車10分前に、彼は自由席の座席に着席することができた。すると、彼は、この電車で幾つめが水戸駅なのか、とか、水戸駅に何時に到着するのかを、私に聞いてきたので、私は駅員さんに訊ね、それらを彼に伝えたら、彼はやっと安心した様子。やがて発車時刻、私は握手して特急の車外に出て見送った。車内の彼も、微笑みながら手を振っていた。
やれやれ、我ながら、すごいお人よしぶりを発揮してしまったかな、なんて思う。